ササダンゴマシン、石田有輝に敗れKO−D6人タッグ王座陥落 「ハリマオの3人で獲れた」
DDTプロレスが開催した『ONLY WE×DDTスペシャル!~火野裕士20周年記念興行~』 5.14千葉・TKPガーデンシティ千葉大会。石田有輝がスーパー・ササダンゴ・マシンに左手で渾身の炎掌を叩き込み…。
DDTプロレスが『ONLY WE×DDTスペシャル!~火野裕士20周年記念興行~』 5.14千葉・TKPガーデンシティ千葉大会を開催。
第5試合では、KO−D6人タッグ選手権試合、チャンピオンチームの青木真也&上野勇希&スーパー・ササダンゴ・マシンが、ハリマオの樋口和貞&中津良太&石田有輝と対戦した。
■バチバチの激しい攻防
試合は、石田が青木に果敢にエルボー連打を叩き込み向かっていくも、青木が得意としているグラウンド地獄に引きずり込まれる。
ササダンゴは重い体を利して、押さえ込みの連発で石田は劣勢に。
「KING OF DDT 2023」準決勝(5.21東京・後楽園ホール大会)で対戦する樋口と上野はバチバチの激しい攻防を繰り広げると、上野が樋口にフランケンシュタイナーからトップロープ超えトペ・コンヒーロを放つ。
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■王座奪取に成功
リング上ではササダンゴが石田にラリアット、垂直落下式リーマンショックを繰り出すもカウントは2。ササダンゴはもう1発狙うも、石田が踏ん張り、樋口がササダンゴにラリアットを放ち、石田が丸め込むもカットされてしまう。
樋口から気合いを入れられた石田はササダンゴにぶちかましもカウント2で。ならばと石田は左手で渾身の炎掌を叩き込みカウント3。王座奪取に成功した。
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■「3人の勝利」
試合後、石田は「6人タッグ、ハリマオで獲ったぞ! 俺は初めてベルトを獲りました。こんなにうれしいことはない。ハリマオで獲れたことがメチャメチャどすこいです。これからもどすこいしていきます」と嬉しそうな表情を浮かべる。
バックステージで中津は「1番キャリアの浅いどすこいがどすこいして、どすこいしたぞ。このベルト俺も初めて」と叫ぶと、石田は「ハリマオの3人で獲れた。それが1番どすこいですね」と笑顔。上野との前哨戦も制した樋口は「俺は4回目。この3人で獲れたのがうれしい。3人の勝利。チームとしてハリマオが1番だ!」と叫び3人でポーズを決めていた。
なお、メインイベントでは、火野裕士デビュー20周年記念試合として、火野&秋山準&坂口征夫の越境トリオが、遠藤哲哉&HARASHIMA&岡林裕二(大日本プロレス)と対戦。ゴツゴツとした試合は、最後、岡林をラリアットでなぎ倒した火野はHARASHIMAにフロッグスプラッシュから、Fuckin’BOMBとたたみかけてカウント3を奪っている。
◆DDTプロレス◆
『ONLY WE×DDTスペシャル!~火野裕士20周年記念興行~』
2023年5月14日/千葉・TKPガーデンシティ千葉/観衆:241人(超満員)
▼KO-D6人タッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>青木真也&上野勇希&●スーパー・ササダンゴ・マシン(14分9秒 エビ固め)樋口和貞&中津良太&石田有輝○<挑戦者組>
※炎掌。
※第50代王者組が2度目の防衛に失敗、ハリマオが第51代王者組となる。
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■著者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)