「G7広島サミット」首脳ランキング 年齢差は約2倍、最も多い世代は…
19日から始まるG7広島サミット。参加する9名の首脳の年齢、在職期間などをランキングにしてみると…。
5月19日から始まるG7広島サミット。
先進7ヶ国の首脳と、EUのシャルル・ミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員会委員長の9名がメンバーで、ブラジル、インドなど8ヶ国首脳も招待される。
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■広島は厳戒態勢に
首脳会議の議場となるのは、広島市宇品島にあるグランドプリンスホテル広島。今週からは、住民や関係者以外の出入りが規制されるなど、厳戒態勢となっている。また、爆心地にある広島平和記念資料館の見学もコースに盛り込まれた。
各国首脳の中で、バイデン米大統領やマクロン仏大統領などを知っている人は多いかもしれないが、9名全員の名前や特徴などをご存知だろうか。今回はいくつかのポイントに絞って、ランキング形式で見てみよう。
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■年齢差は最大37歳
まずは年齢から。参加者のうち、最高齢は、米国のバイデン大統領で80歳。今年11月には81歳となる。現役の米大統領としては歴代最高齢記録を更新中だ。
日本の岸田文雄首相は65歳で2位。ドイツのショルツ首相とEUのフォンデアライエン委員長が64歳で続くが、ショルツ氏は半年ほど年上。
また、今回の参加者9名のうち4名は40代。最年少は、10月に就任したイギリスのスナク首相で43歳。バイデン大統領とは2倍近い年の差が離れている。なお、全体の平均は56歳だ。
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■配偶者も40代が最多
では、首脳とともに来日するその配偶者たちの年齢も見てみよう。最高齢はやはりバイデン米大統領の妻、ジルさんだが、大統領よりは9歳年下。
マクロン大統領が15歳の時、学校の国語教師(当時40歳)として知り合ったことで知られる妻・ブリジットさんが70歳で続く。岸田首相夫人の裕子さんは、58歳でちょうど真ん中。
配偶者で見ても最も多い世代は40代で4人。昨年10月に就任したイタリアのメローニ首相の夫でテレビ司会者のジャンブルノさんとミシェルEU大統領の妻・デルボードランギアンさんが42歳だが、12月生まれのデルボードランギアンさんが最年少だ。
こちらも平均値は奇しくも56歳となった。
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■在職最長はトルドー加首相
最後に、在職期間を比較してみる。最も長くその座についているのは、カナダのトルドー首相。2015年11月から7年以上、少数与党の時期もありながら政権を運営してきた。現在2期目のマクロン仏大統領が6年で2位。
岸田首相は、1年7ヶ月で全体6位。ともに昨年10月に就任したメローニ伊首相とスナク英首相が6ヶ月だが、最も在職期間が短いのは10月25日に就任したスナク氏となる。なお、全体平均はちょうど3年だった。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ!』(宝島社新書)。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)