じつは約7割の人が知らない「エアコン試運転の正しいやり方」 今やらないとヤバいかも…
本格的に暑くなる前にやっておきたいエアコンの試運転。じつは多くの人がやり方を知らなかった?
17日は全国的に気温が上昇し、岐阜県揖斐川町では35℃を超える猛暑日が全国で今年初めて記録。まもなく迎える夏本番に向け、シャープやアイリスオーヤマなどさまざまなメーカーがエアコンの試運転を呼びかけている。
この時季になると何かと耳にする「エアコンの試運転」。夏本番になってエアコンの不調を発見したが修理が間に合わない…と最悪の事態にならないために今のうちに試しておきたいが、いまいちやり方がわからないという人も少なくないはず。
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■3割が「正しいやり方を知らない」
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,000名に調査したところ、「試運転の方法を知っている」と回答したのは全体の30.7%。
これだけ呼びかけられているにも関わらず約7割の人が知らないことを考えると、まだ定着しているとはいえない状況だ。
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■知っておきたい試運転のやり方
ダイキン工業によれば、お手軽にできるものも念入りにするものもあるとのこと。
お手軽コースは、冷房の設定温度を最低(16〜18°C)に設定して10分ほど運転し、冷風が出ているか、異常を示すランプが点滅していないか確認すればOK。10分間の運転が必要理由は、エアコンに異常があった場合、検知するまでにそれだけの時間がかかるようだ。
一方、念入りに試運転をする場合は、さらに約30分冷房運転し、室内機から水漏れがないかを確認。不快なニオイや聞き慣れない音がしないかをチェックする。ダイキン工業ではAIチャットによる「AI故障診断」があるため、活用するのもよさそうだ。
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■試運転するなら今がベスト
また、ダイキン工業によれば、試運転にも適したタイミングがあるよう。気温が23〜25℃が最適で、20℃以下は不向きとのこと。まさに今がタイミングとしてベストだ。
「今より暑くなってから試運転をすればいい」では遅くなるかもしれないので、やはり早めのチェックをしておきたい。節電にもつながるフィルター掃除や室外機の調整も一緒にやっておこう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)