新日本BOSJ、デスペラードとワトが決勝T進出 デスペラードが明かしたティタンとの関係
ジュニアヘビー級最強戦士決定戦『BEST OF THE SUPER Jr.30』Bブロックは、エル・デスペラードとマスター・ワトが決勝トーナメントに。
■「オレの青春は間違いなくメキシコに」
続けて「そういう時、アイツは同じだいたい 3 試合目だった。練習も一緒にやったよ。アイツの家にも遊びに行った。少なくともオレに見える範囲でアイツはオレに嫌な顔をせず、いつも助けてくれた」とのエピソードも。
「アイツの家で、アイツはあんま酒を飲まないくせに、オレは昼間っからアイツのきったねえグラウンドにある整備室みてえな部屋だよ。マジで。6 畳、地べた、ベッドなし。ただ地べたにマットレス」という。
「家の隅っこに T シャツがいっぱい積んであって、練習着なのか普段着なのか区別もつかねえ。床には靴が何足か。そんな所に遊びに行かせてもらって、昼からオレはビールを飲んでたらソベラーノが遊びに来たりよ。オレの青春は間違いなくメキシコにあった」とメキシコ時代にティタンと過ごした日々を明らかにした。
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■「昔の恩はちゃんと返す」
感慨深い表情を浮かべたデスペラードだったが、最後は「そんなヤツと、『SUPER Jr.』の決勝に出るか出ねえかを競うってのも面白いね。でも、ここはオレの庭だ。昔の恩はちゃんと持ってる。それはちゃんと返すよ」と語る。
「オマエが日本に来た時、必ずオレが助ける。“オマエら”が来た時か。でも、リングの上では譲らん」と5.28東京・大田区総合体育館大会で行われる優勝決定戦進出に向けて、全力でティタンを倒す決意を述べてから控室へ。
これでベスト4が決定。5.26代々木第二、5.28大田区の残り2大会で、今年の新日本ジュニアの顔が決まる。
◆新日本プロレス◆
『BEST OF THE SUPER Jr.30』
2023年5月24日/大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場/観衆:819人(満員)
▼BEST OF THE SUPER Jr.30 Bブロック公式戦(30分1本勝負)
○エル・デスペラード【14点】(25分13秒 ヌメロ・ドス)【10点】ロビー・イーグルス
※デスペラードが決勝トーナメント進出。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)