インドカレー屋の「謎ドレッシング」が売り切れ続出　開発までの裏側が感動的すぎた…

インドカレー店のサラダといえば、オレンジ色のドレッシングが定番だ。甘めのクセになる味で好きな人も多いが、スーパーやコンビニには売っていない。

そんなドレッシングを忠実に再現した品がいま、売り切れになるほど大人気で…。

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■インドカレー店でおなじみ

件のドレッシングは今年2月、理研ビタミン株式会社から発売された。商品名は「野菜いっぱい インドカレー屋さんの謎ドレッシング」だ。

写真の商品は業務用1,000mlボトルタイプで、業務用卸店や理研の通販サイト、ネット通販サイト等で購入可能。一般家庭向けの190mlタイプは、KALDI（カルディ）等でも売られているようだ。

こちらを実食した別のSirabee編集部員は、「野菜の甘味と香辛料の香りが鼻を抜ける感じの再現度が高い。色味も味もサラダと相性がいいし、このドレッシングがかかってるだけでガンガン食べられる」と、絶賛していた。

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■売り切れ続出する人気ぶり

これまで、ありそうでなかったドレッシングはネット上でも話題に。「ばっちりインドカレー屋さんの味だった」「純粋なネーミングも最高」「再現しても謎のままなのがいい」など、絶賛する声があがっている。

また、「調べてみたら売り切れだった」「オンラインだと入荷待ちが多い」「食べたいけど中々手に入らない」といったように、入手するのに苦労している人からの声も…。5月25日時点で、理研の公式ホームページには「入荷次第、即完売の状況が続いており、現在新規製造中です」と記載されており、売り切れが続出していることが窺える。

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■感動的な「舞台裏」があった

発売から3ヶ月で瞬く間に人気商品となった「謎ドレッシング」。このドレッシングはいかにして爆誕したのだろうか。販売元である理研ビタミンに聞いた。

同社の担当者は、「常々、インドカレー店で出てくるサラダのドレッシングは美味しいと思っていたのですが、家で食べようにもどこのスーパーにも売っていません。社内で、同じように思っている人が多くいたことが開発のきっかけとなりました」と話す。

記者もインドカレー店に行く度、同じことを思っていた。改めて、あのドレッシングのファンが多いことを実感する。

開発に至るまでには、地道な努力があったようで…。「味作りのため、インドカレー店を食べ歩き、その中でドレッシングが一番美味しいと思うお店をターゲットにしました」（前出・担当者）。

足を使って研究を重ね、汗水垂らしながら完成したのだ。何とも感動的な「舞台裏」である。

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■アレンジレシピも…

試行錯誤を重ねたことが窺える。特にこだわった点を尋ねたところ、前出の担当者からは「製造法にこだわりました。リケンオリジナルの製造ラインで、フレッシュな野菜の美味しさに仕上がるように調整しています。また、玉ねぎ・にんじんなどのすりおろし野菜もポイントです。野菜の自然な甘みが出るように調整しました」という回答が寄せられている。

ちなみにこのドレッシングは、単に生野菜にかける以外の使用法もあるという。じゃがいもやロースハム、ギリシャヨーグルトなどと合わせた「ポテトサラダ」、焼いた鶏もも肉とお好みの野菜を盛り付けた「グリルチキンのサラダ」など、アレンジも可能だ。

「謎ドレッシング」で自分だけのアレンジレシピを見つけるのもありかも。

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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）