結婚式のご祝儀”3万円”は妥当？　6割は「高すぎる」、男性はとくに厳しく…

先月、SNS上で「結婚式のご祝儀」をめぐる投稿が大きな話題となった。ことの発端は、あるツイッターユーザーの投稿。

10年近く会っていなかった知り合いから結婚式に呼ばれ、参列したものの「新郎新婦の自己満足で最悪だった」といった内容だ。

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■青汁王子も参戦

このツイートは拡散してウェブ番組でも取り上げられることに。番組の取材に対し投稿主は、ご祝儀3万円を渡したことへの後悔も口にしていた。

この問題に青汁王子こと三崎優太氏もツイッターでコメント。「『結婚式のご祝儀3万円高すぎ』とネットで言われてるようだけど、3万すら惜しむような関係性なら、最初から欠席すればいい」と指摘した。

「出席しておいてグチグチ文句言われるって悲しいね。人の幸せにケチつけるなよ」とも述べている。

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■「割り切れないから3」などの縁起も

一般的に「3万円」とされることが多い結婚式のご祝儀。

「1万円札3枚なら2で割り切れないから縁起が良い」「挙式・披露宴・引き出物などの費用がこれくらいの金額で計算されている」といった理由から、兄弟や上司など特段の関係でなければ3万円ほど包む人が多いだろう。

今回は炎上してしまったご祝儀問題だが、世間はどんな印象を抱いているのだろうか。

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■6割は「3万円は高すぎ」

Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「結婚式のご祝儀＝3万円」について調査したところ、最も多かった答えは「ちょうどよい」で40.9％を占めた。縁起担ぎなどを含めた納得感があるのだろう。

ただ、「高すぎる」が21.6％。「やや高すぎる」が36.0％を占めており、約6割は3万円では高いと考えているようだ。

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■男性は厳しい

結婚式をやる・やらないや、どれくらの規模にするかなどは男女でも揉めるケースが少なくないが、今回の調査でも意識差が見られた。

「3万円は高すぎる」と答えた人は、男性のほうが7ポイント以上多い。女性は「やや高い」との回答が男性より10ポイント多いものの、少し控えめな印象にも受け取れる。

ウェディングドレスやお色直しなど、女性のほうが結婚式・披露宴にかかるコストが高いため、「高くてもある程度はご祝儀を贈らないと…」といった思いもあるのかもしれない。

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■執筆者紹介

タカハシマコト：ニュースサイトSirabee編集主幹／クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ（TCC）会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』（アスキー新書）『その日本語、お粗末ですよ』（宝島社）

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（文／Sirabee 編集部・タカハシマコト）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ
調査期間:2023年5月25日～5月26日
対象:全国10代～60代男女1,000名（有効回答数）