オリックス交流戦優勝を逃すも… “二刀流”山崎福也などの活躍でリーグ首位再浮上【週刊バファローズ】

セ・パ交流戦の最終週で注目された山崎福也など、オリックス・バファローズの1週間を振り返る。

2023/06/19 13:15


オリックス・バファローズ

セ・パ交流戦の最終週はセ・リーグの本拠地球場で開催された。ここで注目されたのは交流戦限定の二刀流、山崎福也のバッティングである。

山崎福は日大三高時代に出場したセンバツ高校野球で1大会通算安打最多タイ記録を残しているなど、バッティングセンスも優れており、中嶋聡監督が指揮をとるようになってからは、代打要員としてベンチ入りも話している。昨年の日本シリーズでヒットを打ったのも記憶に新しいところだ。前々週は打てなかっただけに、悔しい思いをしたという山崎福。今回はどうだったのだろうか。



 

■2023オリックス・バファローズ戦績 6.13−6.18

対 阪神タイガース
兵庫・阪神甲子園球場
6.13
○オリックス(山本)2−0(村上)阪神●
6.14
●オリックス(曽谷)3−8(西勇)阪神○
6.15
○オリックス(山岡)3−2(伊藤将)阪神●

対 東京ヤクルトスワローズ
東京・明治神宮野球場
6.16
○オリックス(山崎福)4−1(ピーターズ)東京ヤクルト●
6.17
○オリックス(山下)8−5(石川)東京ヤクルト●
6.18
○オリックス(宮城)6−0(小澤)東京ヤクルト●

※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス65試合37勝26敗2分けの首位。2位の福岡ソフトバンクは1ゲーム差。(2023.6.18現在)


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■山本由伸の貫禄ピッチング

まず甲子園で阪神との関西ダービーが実現。オリックスのエース山本由伸は8回を無失点に抑える貫禄のピッチング。これを最終回は同級生の山崎颯一郎が甲子園の雰囲気に飲まれそうになりながらも無失点で抑えて、山本がハーラートップの6勝目をマーク。

山本は「立ち上がりから丁寧に投げることが出来たと思います。最後まで接戦の展開だったので、気を引き締めて最後まで投げられましたし、それがいい結果につながったのかなと思います。球場の歓声もすごかったですし、その雰囲気に吞まれないように冷静に投げました」と試合を振り返った。


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■グラブを叩きつけて悔しがる山岡泰輔

続く2戦目はプロ2度目の先発となった曽谷龍平が初回から失点を許し、中盤にかけて持ち直すも阪神打線の集中打の前に敗戦。勝ち越しを懸けた3戦目は、先発の山岡泰輔が好投も4回1/3で水本勝己監督代行はピッチャー交代を告げる。

山岡はベンチに戻るなりグラブをベンチに叩きつけて悔しがった。山岡がこうした姿を公に見せるのは珍しい。チームは9回に頓宮裕真のホームランで同点に追いつくと、杉本裕太郎もレフトスタンドに運び逆転に成功。最後は平野佳寿が復帰後初登板し、勝利を収めている。

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■山崎福也は満面の笑み
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