日本人の3割が「詐欺飛び」知っていたと判明 60代女性の認知率が明らかにバグってる…
格ゲーマーの間では常識とされる「詐欺飛び」だが、7割以上の日本人が「高飛び」と混同していることが判明したのだ。
格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズ最新タイトル『ストリートファイター6』がリリースされ、久しぶりに「格ゲー漬け」の日々を送っている人も少なくないだろう。
今回は、知っておくとためになる、今日から使える格ゲー用語「詐欺飛び」についてチェックしていきたい。
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■そもそも「詐欺飛び」って何だ?
相手の操作するキャラクターの「体力」を少しでも多く減らすことが重要となる格ゲーにおいて、「攻めの継続」は大切な要素。
相手のダウンを奪った後はそこから有利に選局を進めていきたいが、昇竜拳に代表される、いわゆる「無敵技」を持つキャラに対しては警戒が必要となる。
その際、相手が起き上がる瞬間にジャンプ攻撃を低めに当てるように重ねるテクニックこそが「詐欺飛び」なのだ。この詐欺飛びが成立すると、相手が起き上がりに最速(リバーサル)で無敵技を出していた場合、こちら側は着地からのガードが間に合う。そして相手が何も出していなかった場合、こちらのジャンプ攻撃が相手に当たり、攻めを継続できるのだ。
多くの格ゲータイトルでは、一定の条件下で詐欺飛びを成立させるレシピが存在する一方、熟練者の中には「体感」で詐欺飛びを成立させる人物も見られ、後ろから眺めているとその様子はまさに魔法である。
もちろん詐欺飛びは決して万能でなく、相手の無敵技の発生が早いと成立せず、反撃を受けてしまう。また、ジャンプの着地硬直が長いタイトルでは、詐欺飛び自体が狙いにくいと言えるだろう。
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■最も「詐欺飛び」認知率が高い世代、一体なぜ…
今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「詐欺飛び」に関する調査アンケートを実施。
その結果、正しい「ジャンプして安全に攻撃すること」を選択していたのは全体の25.1%、引っかけとして用意した「悪事がバレる前に逃げること」(高飛び)を選択していたのは74.9%と判明したのだ。
なお、性年代別の回答を見ると10〜50代はいずれも女性より男性の方が正答率の高い傾向にあるのだが…なぜか、全世代を通して「詐欺飛び」を認識している割合が最も大きいのは、60代女性と判明。脅威の42.3%である。
「60代女性」と「格ゲー」という組み合わせに思わず首を傾げてしまうが以前、これまた格ゲー用語「ベガ立ち」に関するアンケート調査を実施したところ、こちらでも「一定数の60代女性はベガ立ちを知っている」という結果に。
ひょっとしたら60代女性の間で、格ゲーブームが到来している、または過去に到来していたのだろうか?
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■今は「詐欺飛び」は避けられる?
格ゲーマーの間でかねてより使用されてきたテクニックであり、「詐欺る」といった呼称も存在する詐欺飛び。
しかし、新たに「eスポーツ」が注目されるようになった昨今では、コンプライアンスへの配慮か「詐欺飛び」という呼び方でなく「安全飛び」(安飛び)という言葉が使用されるケースが(特にメーカー公式関連で)多いようだ。
数年後には「詐欺飛び」が死語になっている未来も、あり得るかもしれない…。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)