「シンカンセンスゴイカタイアイス」、公式が“正式名称”で採用 ネットで称賛の声相次ぐ
ネットでお馴染み「シンカンセンスゴイカタイアイス」。公式がこの名前を採用しているようで…。
東海道新幹線の車内で販売されるカップのアイスクリーム「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」は、老若男女問わず絶大な人気を誇る。同商品は、一般的なアイスよりも硬いことから、ネット上で「シンカンセンスゴイカタイアイス」と称される。
そんな「俗称」を、公式が商品名として採用していて…。
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■ネットの俗称がズラリ
5月中旬、あるツイッターユーザーの投稿に衝撃が走った。「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」の販売元であるジェイアール東海パッセンジャーズの通販サイト「JRCP Online Shop」に、怒涛の「シンカンセンスゴイカタイアイス」の文字列が並んでいる写真をアップしたからだ。
同商品が通販で買えることは知っていたが、ネットの俗称とばかり思っていたあの名前がこうもズラリと並んでいるとは思わなかった…。
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■ネット上でも称賛の声相次ぐ
“公式”が、「シンカンセンスゴイカタイアイス」を採用していたことはネット上でも話題に。「さすがにコラだと思ったらマジだった」「いつの間に公式認定されたんや」「正式名称になってて笑った」など、驚きの声が続出。
また、「半角表記になってるの細かくて好き」「公式がネットネタに乗ると熱が冷めるけどこれは最高」「公式のセンスに脱帽」といった、流行に乗る販売元の柔軟な対応を絶賛する声も見受けられる。
「シンカンセンスゴイカタイアイス」は、いかにして「正式名称」になったのか。販売元であるジェイアール東海パッセンジャーズに問い合わせたところ、「様々な事実」が明らかになったのだ…。
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■「シンカンセンスゴイカタイアイス」採用の裏側
ジェイアール東海パッセンジャーズの担当者によれば、話題の通販サイトの表記は2022年4月頃から使用しているとのこと。
なぜ、ネットの俗称を採用したのか尋ねたところ、「より多くの方々に、東海道新幹線の車内で販売しているアイスクリームが通販で購入できることを知っていただきたく、インターネット上で親しんでいただいている『シンカンセンスゴイカタイアイス』という名称を使用させていただきました」(担当者)とのこと。
一度聞いたら頭に残るあの名前は、社内でもお気に入りのようだ。前出の担当者からは「皆様に『シンカンセンスゴイカタイアイス』を育んでいただいていることを大変嬉しく感じており、弊社でもこの名称を大切にしてまいりたいと考えております」という、何とも微笑ましいコメントが寄せられている。
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■昨年売り切れ続出した自販機の反響
「スジャータスーパー…」、否、「シンカンセンスゴイカタイアイス」は昨夏、東京駅の新幹線ホームの自販機で販売したところ、売り切れが続出。大反響ぶりはテレビのニュースでも紹介された。
昨年の東京駅の自販機での売り上げについても聞いてみた。
「2022年7月15日に自動販売機を設置した当初は1日で約600個を販売し、 SNSでも『車内販売と違って“ヤヤカタイ”だけど、乗車してすぐ食べられていい』などのお声を拝見いたしました。一番人気のフレーバーはバニラです。(売り上げが)一番多い月は8月で、約8,500個を販売いたしました。設置以来、多くのお客様に自動販売機で手軽に新幹線のアイスクリームをお楽しみいただいていております」(前出・担当者)。
この先、「シンカンセンスゴイカタイアイス」の表記が至るところで見られるようになるかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)