橋田康氏、再発防止特別チームのヒアリングに参加 「良い意味ですごく手探り」
元ジャニーズJr.の橋田康氏が、再発防止特別チームのヒアリングについて報告。性加害問題に向き合うことが重要であると改めて訴えた。
ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川前社長による性的被害を訴えていた元ジャニーズJr.の橋田康氏が29日、ツイッターを更新。ジャニーズ事務所の再発防止特別チームによるヒアリングを受けたことについて報告した。
■法改正も訴える
橋田氏は、19歳までの7年間ジャニーズJr.として活動。その間にジャニー前社長による性被害を受けたとして、今年5月に会見を行って児童虐待防止法の改正などを訴えた。
ジャニーズ事務所では、ジャニー前社長の問題を受け、事務所への所属経験者を対象に相談窓口を設置。外部専門家による再発防止特別チームを組成し、経営体制の改善や強化に向けて、元プロ野球選手の白井一幸氏ら社外取締役を迎えることを発表していた。
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■ヒアリングは「慎重だった」
橋田氏は、今月26日に初めて再発防止特別チームによるヒアリングに参加したことを明かしていたが、この日は改めて、そのヒアリングの様子について言及。
「僕の場合、かなりの時間使ったと思うと同時に、印象として良い意味ですごく手探りなヒアリングであったような気がします」と明かす。
続けて、「ヒアリングが始まるまでは少し怖いイメージでしたが、始まって少しすると特別チームの皆さんもヒアリング対象の僕を傷付けてしまわないか、怖がっているんじゃないかと感じるほど慎重だったので、今後続く他の方へのヒアリングでもこの手探り感と慎重さは持っていてほしいなと思いました」とつづった。
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■独立性に一定の評価
特別チームについて、一部では独立性や公正性に対する疑問の声もあったが、「『結果で示したい』という気持ちでいることを聞けたので、今後も注視していきたいと思いました」と評価。
「僕個人が言ったところで変わらないかもしれないことを特別チームの方々が提示して頂けたらと切に願います」と期待を寄せた。
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■環境改善の「きっかけに」
この性加害の問題について、芸能プロダクションやメディア関係者、政治家のほか、「情報や力を持った当時から今までの大人達。無関係ではないと思います」と指摘。
ジャニーズ事務所が問題と向き合い、子供達を守る姿勢を取ることが「綺麗なジャニーズになっていく近道であり、尚且つエンターテイメント業界等が足並みを揃えて良い環境に進み始める大切なきっかけになると僕は信じてます」と結んでいる。