ガーシー容疑者の取り調べに関する一部報道 弁護人が否定「悪質な切り抜き」
ガーシー容疑者にまつわる一部報道について、弁護人の高橋裕樹氏が否定。「悪質な切り抜き」と指摘している。
元参議院議員のガーシー(東谷義和)容疑者の弁護人を務める高橋裕樹弁護士が29日、公式YouTubeチャンネル『弁護士高橋裕樹のリーガルチェックちゃんねる』を更新。ガーシー容疑者に関する一部報道の誤りについて指摘している。
■関係者との間に悪影響を及ぼす可能性
ガーシー容疑者は、暴力行為法違反(常習的脅迫)、強要、名誉毀損、威力業務妨害の4つの容疑がかけられており、今月4日に滞在先のドバイから出国して逮捕された。
高橋弁護士は、ガーシー容疑者にまつわる報道について、「内容に誤っているもの、誤解を生んでしまう可能性があるもの、悪質な切り抜きと思われるようなものがありました」と報告。それらが関係者との間に悪影響を及ぼす可能性があるとして、訂正するために動画を公開することを説明した。
関連記事:ガーシー被告の起訴報道にへずまりゅうが反応 魚窃盗引き合いに「俺なんか…」
■取り調べに真摯に応じる
ガーシー容疑者の現状について、取り調べに真摯に応じ、犯罪事実について認め、謝罪の弁を述べていると明かす。
しかし、一部ではガーシー容疑者が「犯罪にあたると思っていなかった」と話していたと報じられており、「このようなことは本人は言っていません。犯罪の故意を否認するような供述はしていません」と否定。報道では「捜査関係者からの情報」としていたが、高橋弁護士が直接確認したところ、捜査関係者も「なんでこんな報道になったのか分からない」と話しており、「このような報道は誤りです」と断言した。
関連記事:青汁王子、ガーシーSNSアカ凍結要請に疑問 「言論の自由を奪ってない?」
■「サイン拒否」について
「供述調書へのサインを拒否した」という報道については、ガーシー容疑者が自身の供述内容を調書に書くよう求めたところ、「そういうものは書けない」と断られたことから、「それはおかしい」として一度拒否したという事情を明かす。
「供述調書はあくまで本人が言った内容を認めてサインするものなので、警察側の作文にサインをしなければならない義務などはありません」と指摘する。