容量スカスカなのに保存できないSDカード 全人類が見落とす「意外な正体」が話題に
容量もタップリあるのに、なぜかカメラの写真が全く保存されないSDカード。その「盲点すぎる理由」を受け、ネット上に衝撃が走っているのだ。
人は誰しも、大なり小なり何らかの「先入観」を持って生きているものである。なお現在ツイッター上では、令和に生きる我々にとって「盲点すぎる事件」が話題となっているのをご存知だろうか。
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■なぜか保存できないSDカード
今回注目したいのは、ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』などのインディーゲームを多数手掛ける鬼虫兵庫(おにむし・ひょうご)さんが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿には「なんかこのSDカード、全然写真が保存できないんですー」「64GBもあるのに何ででしょうねぇ?」と、鬼虫さんの職場でのやり取りが記されている。
色々と試してみるも、最終的に「壊れてるのかな…?」という結論に至った鬼虫さんだが、SDカードをよく見ると、そこには「64MB」の表記が確認できたのだ。
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■インターネット老人会が涙
令和の我々の価値観からするとデータ容量の標準、というか最小単位は「GB」(ギガバイト)だが、かつてはその下の「MB」(メガバイト)が標準にして、最先端であった。しかし、現代のカメラで画像を保存するとなると「よくて数枚保存できる」といったレベルである。
まさに「現代人の先入観」を象徴するようなエピソードはネット民に大きな衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から2日足らずで約7,000件ものRTを記録するほど話題に。
古のネットユーザーからは「初めて買ったSDカードがこれと同じだったな、懐かしい…」「うちなんて8MBのSDが残ってますよ」「少し前はそれくらいが普通だったよなぁ…と思って調べたら、20年くらい前の話だった」などなど、懐古のコメントが多数寄せられている。
一方で、若手ユーザーからは「64MBで何ができるんですか?」と、悪気の無い火の玉ストレートな質問が寄せられており、ジェネレーションギャップを感じた思いだ。
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■「64=64GB」という固定観念
一連の騒動について、ツイート投稿主の鬼虫さんは「まさか令和のこの時代に、64MBのSDカードが実用されているとは思いもしなかったです。今だと普通に、64GBのSDでも1,000円以下で買えますし、私が普段使いしているUSBメモリーも1TBとかですからね…」と振り返っている。
なお、鬼虫さん自身は「確かにものすごく昔に見たことあるデザイン」と一種のエモさを感じとったが、他の職員はデジタルに疎い人物だったためか「壊れていたわけじゃなくて、前時代のめっちゃ容量少ないSDでした」という説明を聞いても全く動じず、「へー、そうだったんですか」と、じつにライトな反応を返していたそう。
話題となった「64MBのSDカード」の歴史について「パナソニック コネクト株式会社」に取材を打診したが、(当然)既に製造・販売終了している商品ということもあり、回答は得られなかった。
鬼虫さんからは「約20年前の製品なのに、普通に使用できたのがスゴいとも思いましたね」とのコメントも寄せられているため、ひょっとしたら今なお現役で使用されている64MBのSDカードが、この世界のどこかに存在しているかもしれない…。