ビッグモーター社長会見、あの“伝説の謝罪会見”思い出す人が続出 「令和の船場吉兆」の声
ビッグモーターの兼重宏行社長が行った会見に、16年前の“伝説の会見”を連想する人が続出。中継を見ていない人からも「察した」の声が。
中古車販売大手のビッグモーターが保険金を不正に請求していた問題で25日、同社の兼重宏行社長が会見。中継を見た人からは、16年前の“伝説の謝罪会見”を思い出すという声が相次いだ。
■「船場吉兆」トレンド入り
ビッグモーターでは、修理する車にゴルフボールなどを使って傷をつけ、損害保険会社に保険金を不正に請求していたことが明らかになっていた。
兼重社長は会見で、組織的な行為や経営陣の関与について否定。不正に関わった人物に刑事告訴を含む対処をする考えを示した。また、ゴルフボールを使ったことについて「これは許せません。ゴルフを愛する人に対する冒涜」などと述べていた。
この会見を受け、ツイッターでは「ビッグモーター」「記者会見」「現場のせい」などの関連ワードがトレンド入り。さらに、「船場吉兆」のワードもトレンド入りする事態となった。
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■「ささやき女将」が話題に
「船場吉兆」は、かつて大阪市内に存在していた高級料亭。2007年に、賞味期限切れの食品の販売や産地偽装、客の食べ残しの再提供などの問題が相次いで発覚して騒動となった。
当初、経営側は一連の偽装について従業員の独断と主張したものの、その後の従業員の証言や、関係機関による調査で経営側の主張の矛盾が判明した。
同年12月に取締役らが謝罪会見を行った際、取締役の男性が質問への答えに窮すると、女将である母親が発言内容を小声でささやいて指示。この声をマイクが拾い、すべて聞こえていたことが話題となり、「ささやき女将」が当時の流行語に。なお、船場吉兆は翌2008年に廃業した。
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■トレンドで会見内容を察する人も
問題を明確に説明したとは言い難く、一般的な感覚とずれた発言を連発した兼重社長の会見。ネット上では、中継を見ていた人から「船場吉兆のささやき女将を思い出した」「既視感あると思ったら、そうか、船場吉兆か」「令和の船場吉兆で草も生えない」と、連想する声が。
会見を見ていなかった人からも、「トレンドに船場吉兆出てて察しました」「なんで? と思ったらビッグモーターの謝罪会見か」「どんなだったか予想つく…」と、内容を察する声も寄せられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)