桑原将志、“1番・センター”で躍動! 攻守で躍動の夏男がチームに喝【横浜DeNAベイスターズ週間MVP】
25日からの6連戦で苦しい状況となったDeNA。そんななか今シーズン初の1番に起用され、攻守に躍動したのが桑原将志だ。
25日から敵地で中日、ヤクルトと下位に沈む2チームと6連戦を戦ったベイスターズ。中日には2勝1敗と勝ち越したが、ヤクルトには1勝2敗と負け越し、3勝3敗と厳しい状況と言うざるを得ない戦況となってしまった。
■攻守に躍動の桑原将志
この連戦でも今永昇太とトレバー・バウアーは順当に勝ち星を挙げるなど、投手陣はある一定の踏ん張りを見せたが、問題は平均3点強しか奪えなかった打線にあった。その中でも25打数7安打で打率は.280ながら、今シーズン初の1番に起用され、攻守に躍動した桑原将志の働きが目立った。
25日には中日の勝ち頭・小笠原慎之介の初球を狙い撃ちし、いきなりの二塁打で先取点に絡む働きを見せると、この日はあと3塁打でサイクルヒット達成となるほどの活躍でチームの勝利に貢献。27日には初回のピンチの場面で、宇佐見のセンターへの強烈な当たりをフェンスに激突しながらも好捕。バウアーを助けるスーパープレーで流れを引き寄せた。
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■毎年夏に好調
ヤクルト戦では、28日には4回に貴重な追加点を挙げるタイムリーを放つなど、3試合で1安打ずつヒットを積み重ね、計5回出塁とトップバッターとしてまずまずの仕事をこなすと、30日には2点ビハインドの3回1死1塁の場面では、村上宗隆の強烈なライナーをロスなく背走。
最後は大きくジャンプしながらキャッチし、フェンスに激突しながらもボールを離さない気迫のプレーで追加点を許さなかった。そのすぐ後の4回の攻撃では楠本泰史のホームランが飛び出すなど、反撃の起点となっただけに桑原のディフェンス能力が光ったケースだった。
2017年には7月の月間MVPを受賞するなど、毎年夏場に調子を上げてくるイメージの強い“ハマのガッツマン”。本来の1番に戻り、持ち味の思い切り良いプレーで、低調な打線に喝を入れる活躍を見せてもらいたい。
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■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)