果物や野菜についている“白い粉” 「避けないでください!」残留農薬ではなく…
ぶどうなどの表面についている“白い粉”。ほこりや残留農薬と勘違いして避けられがちだが、じつは重要な働きが…。
「野菜のプロ」として知られる青髪のテツさんがツイッター(現・X)を更新。ぶどうの皮に付着している“白い粉”の正体について呼びかけた。
■粉のついたぶどうを「避けないで」
これから旬を迎えるぶどうだが、皮の表面についている白い粉が気になるという人も多いはず。
青髪のテツさんは、「お願い」として「皮に白い粉がビッシリついたぶどうを…避けないでください!! 避けないでください!! 避けないでください!! 白い粉がついたぶどうは鮮度抜群なんです!」と呼びかける。
この白い粉について、「この粉はブルームと呼ばれ残留農薬と勘違いされがちですが、天然成分が表面に浮き出たもの」と説明し、「ほかの方にも教えてあげてね!」とつづっている。
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■病気の予防や鮮度を保つ働き
農林水産省の公式サイトによると、ブルームは脂肪酸などでできている。雨や朝露をはじいて病気を防いだり、水分の蒸発を防いで鮮度を保ったりする働きがあるため、生産者は収穫の際にできるだけ粉を落とさないように丁寧に扱っているという。
粉自体は無害であるため、食べる前にぶどうを洗う際にも、この粉を無理に落とす必要はないとしている。
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■「知らなかった」「無意識に避けちゃう」の声も
青髪のテツさんの呼びかけに、ネットユーザーからは「知らなかった」「ほこり付いてるのかと思ってた…」「こういう知識、情報がないと、どうしても無意識に避けちゃうんですよね」との声が。
また、「きゅうりと同じですか」との問いかけに、青髪のテツさんは「ですね! ブロッコリーにも出ます!」と、ぶどう以外の農産物にもブルームがつくことを説明する。
粉が鮮度の証とあって、ユーザーの中には「むしろ白い粉ついたのを目を皿にして探していました(笑)」「これからは目をガン開きして探すようにします」という人も見受けられた。