『君たちはどう生きるか』大ヒット中の宮崎駿監督 6割が「あと1作は作って」と切望
情報を絞って公開し、話題を呼んでいるジブリ映画『君たちはどう生きるか』。10年ぶりに新作発表した宮崎駿監督にもう1作品は作ってほしい?
7月14日から公開中のスタジオジブリ製作映画『君たちはどう生きるか』。事前のテレビCMやパブリシティなどを一切行わずに情報を絞って体験させるスタイルは『スラムダンク』でも行われたが、今回も成功したようだ。
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■10年ぶりの新作
宮崎駿監督の作品としては、2013年の『風立ちぬ』以来10年ぶりの新作。これまでに何度も引退を表明しながら撤回しての作品ということもあり、映画サイトのアクセスランキングも公開以来1位が続いている。
ただ、宮崎監督も現在82歳。たしかに引退を考えるのも理解できる年齢だが、一方の世間は宮崎監督とジブリ作品の今後について、どのように考えているのだろうか。
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■6割が「あと1作以上は」
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「宮崎駿監督への期待」について調査したところ、「あと1作は作ってほしい」が19.4%。「もっと何作も作ってほしい」が最も多く、41.0%。
「引退して余生を過ごしてほしい」が39.6%だった。6割以上は、少なくともあと1作は、宮崎駿作品を見たいと考えていることがわかる。
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■女性は思いやり?
今回の調査結果には、やや男女差も見られた。「引退して余生を」との声は4割前後で大差ないが、男性では「もっと何作も」が43.6%だったのに対して、女性は男性より「あと1作は作って」との意見が8ポイント近く多い。
これまでも1作に3〜5年程度の製作期間がかかっている宮崎駿作品。2作以上を期待するのは体力的に難しいのでは…という思いやりの気持ちなのかもしれない。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)