高木豊氏、大谷翔平の“MLB史上初の快挙”にお手上げ 三冠王の可能性にも言及
長いメジャーの歴史でも初の偉業を成し遂げた大谷翔平選手に、野球解説者の高木豊氏はお手上げ状態だ。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が10日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。史上初となる2年連続二桁勝利・二桁ホームランを達成したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手を「野球をするために生まれてきたね」などと讃えた。
■史上初の快挙に「野球センスが溢れてる」
大谷選手は日本時間10日、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に2番投手で先発出場。6回無失点の好投で今シーズン10勝目を挙げ、メジャーリーグ史上初となる2年連続二桁勝利・二桁ホームランの快挙を成し遂げた。
高木氏はこの偉業について「体力がすごい」と、投打2人分の働きをするタフさを称賛。この日の投球内容も「完璧だよね」と讃え、「野球センスが溢れてる。野球をするために生まれてきたね」とお手上げだった。
関連記事:中田翔が「なぜ打てるのか」を高木豊氏が解説 ネットでは負傷交代に心配の声も
■三冠王の可能性は…
打者としてはこの日ノーヒットの大谷選手だが、同試合終了時点で打率は.3059とア・リーグ3位。打点83は1位に6点差で3位、ホームランは40本で2位に9本差をつける独走と、三冠王も可能性を帯びている。
しかし、高木氏はこの点について「2番打ってるときついかもな」と、現在の打順では厳しいと指摘。「(3・4番なら)ランナー溜まって、申告敬遠もなくて」「2番打ってたらさ、一塁空いてたら確実に申告敬遠されるしね」と、得点圏で勝負できる打順にすべきだとした。
関連記事:大谷翔平、23号本塁打に「マジで化け物だな」の声 三冠王への期待も
■打率と打点は厳しい面も?
高木氏は重ねて、「特に、ワイルドカードや優勝争いしてるチームなんかはそうするよね」「チャンス無くなるし、打点も増えてこないしなぁ敬遠だと」と、チャンスで勝負を避けられて打点が伸び悩むと推測する。
また、トップの.321とはやや差がある打率にも、「開いてるなぁ」と厳しい表情。「ホームランと打点は連動してるけども、ランナー置いて一発出れば稼げるけども」「2番打ってるうちはどうだろうなぁ打点は」などと続け、三冠王には打順がネックだと指摘した。
関連記事:村上宗隆は「肩が入りすぎている」 元ヤクルト・宮本慎也氏が不調の要因を分析
■【動画】三冠王の可能性は…
・合わせて読みたい→村上宗隆は「肩が入りすぎている」 元ヤクルト・宮本慎也氏が不調の要因を分析
(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)