会計後、無意識にやってしまいがちな行動 じつは食中毒を引き起こすリスクが…
厚生労働省が、家庭でできる食中毒予防のポイントについて紹介。スーパーでついやってしまいがちな行動にも注意が必要だ。
食品安全対策に関する情報などを発信している厚生労働省食品安全情報の公式アカウントがツイッター(現・X)を更新。動画にて、購入した商品を袋詰めする際の“ある行動”について紹介している。
■家庭でできる予防法
気温の高いこの季節は、買ってきた食材も傷みやすいため注意が必要だ。普段気を付けているつもりでも、何気ない行動が健康を害することも…。
14日、同アカウントでは「食中毒に注意が必要な季節です」と呼びかけ。家庭でできる食中毒予防のポイントについて解説する動画を公開した。
関連記事:過去の食中毒事件から心配に… 約7割の人が望む「焼肉の焼き加減」とは
■肉や魚のパックは…
スーパーで食材を購入して会計を済ませた後、買い物袋に詰める際に、ついつい全部まとめて詰め込んでしまいがちだ。
しかし、動画では「肉や魚は、それぞれ分けて包むこと」と、ポリ袋にパックを入れることを推奨。その理由について、「生の魚や肉は食中毒を起こす菌が付いている場合があり、それが魚や肉から出る汁を介してほかの食品に移ってしまうこともあるからです」と説明する。
関連記事:ゴミ清掃員が教える「食品トレイの処理方法」が話題 その際に注意することは…
■冷蔵庫に入れる際もポリ袋のまま
また、持ち帰る際には肉や魚を店にある氷や保冷剤を利用して冷やし、なるべく早めに持ち帰ってすぐに冷蔵庫に入れるようにする。その際にも、他の食材に肉や魚の汁が付くのを防ぐために、ポリ袋に入れたまま庫内に収納するとよい。
菌の繁殖を抑えるため、冷蔵室の温度は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下が適温。庫内に入れる食品の量はスペースの7割程度にしておき、ぎゅうぎゅうに詰め込まないことも大切だ。
他にも食材を早めに使い切ることや、庫内を定期的に掃除することもポイントだという。