過去の食中毒事件から心配に… 約7割の人が望む「焼肉の焼き加減」とは
焼肉をするときには、それぞれにこだわりがあると思うが…。
焼肉は、自分で好きな焼き加減が選べるのが魅力といえるだろう。しかしあまりにもレアな状態で食べるのは、食中毒などが心配だと考える人も多いようだ。
実際に2011年には、焼肉チェーン店で提供されたユッケを食べた客が食中毒になり、5人が死亡する事件が発生した。この事件をきっかけに、肉をよく焼くようになった人もいるようだ。
■約7割「焼肉はよく火を通して」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「肉の焼き方」に関する意識調査を実施したところ、全体で69.5%の人が「焼肉ではよく火を通さないと心配になる」と回答した。
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■女性に多い傾向
性年代別では、すべての年代で女性の割合が高くなっているのが印象的だ。
ただ男性でも、すべての年代で半数は超えている。老若男女問わず、食中毒などへの警戒はあるのだろう。
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■食中毒を心配して
編集部が話を聞いた40代女性は、「親が心配性なので、子供の頃から肉はしっかりと火を通したものを食べるように言われていました。私は『心配しすぎ』だと思っていたのですが、ユッケでの食中毒の件があってからは母の言うことは正しかったと思うようになりましたね」と話す。
現在では自分も食中毒を心配しているようで、「今では私も子供に、『肉はきちんと中まで焼くように』と言っています。もしものことがあると怖いとの気持ちが、あの騒動以来、ずっと心の中にあるのでしょうね」と話を続けた。
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■レアな状態で肉を提供
よく外食をする40代男性は、「軽く炙っただけのものやレアハンバーグなど、赤い部分が多い状態の肉を出す店が多くなっている気がします。自分は怖いのでレアハンバーグを食べに行ったときでも、鉄板でしっかりと焼いて食べましたが…」と気持ちを述べた。
続けて、「生に近い肉を求める人が、今でもたくさんいるということなんでしょうね。それにユッケの事件当時にまだ小さかった人は、生肉に対する危機感が薄いのもあるかもしれません」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代男女1,000名