「望みを捨てずに、最後まで喰らいついて」 『横濱漢祭』の応援総長・角田信朗がベイスターズに気合注入
DeNAは18日からの3連戦で初開催となる『横濱漢祭』を開催。初日のイベントに登場した応援総長の角田信朗は試合前に「横濱漢祭開会宣言」とセレモニアルピッチを行なった。
DeNAは18日からの3連戦で初開催となる『横濱漢祭(よこはまおとこまつり)』を開催。初日にはイベントの応援総長に任命された角田信朗が登場し、試合前に「横濱漢祭開会宣言」とセレモニアルピッチを行なった。
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■肉体美を誇示しながらセレモニアルピッチ
センターバックスクリーンから青い壁をぶち破ってド派手に球場に入った角田は、なんと馬に乗り込みマウンドへ。ベイスターズの応援団も「攻めまくれ」で使用している自らの曲「武士ノ花」を、この日の敵・阪神を倒す内容に変えて熱唱した。
その後コスチュームを脱ぎ捨て、見事な肉体美を誇示しながらセレモニアルピッチを敢行すると、太い腕から放たれた白球はキャッチャー・林琢真のミットにキレイに収まった。
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■感無量の様子の角田
その後には報道陣の取材に応じた角田は「今までに経験したことのないような圧とパワー」を感じたと第一声。「ここに僕が立っていることがなんて不思議なことなんだと、もう一人の自分がスタンド席の上から見ているような感じでした」と続けた。
野球に関しては「走るのが速かったので、中学の時野球部に入れられまして。でもずっと補欠で、唯一の公式戦で試合に出たのがピンチランナーで牽制球でアウトになった。それで僕は野球に向いていないんだなと思ったんです」と少年時の記憶を蘇らせ「それから何十年も経ってこうして横浜スタジアムのピッチャーマウンドに立つ日が来たという、こんなジャパニーズ空手ドリームがあるんだろうかという感じでした」と感無量の様子だった。
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■DeNAには熱いエール
最後に「僕は関西出身ではありますけど、戦においては親子であっても時には敵として戦わなくてはならない。これが戦の定めでございます。そういう意味で両雄並び立たつわけではないので、勝負の世界というのは最後まで勝ち残った者だけが立っている。後はみんな地に伏す」と空手の世界で培った勝負論を披露。
DeNAには「まだまだ望みを捨てずに、最後まで喰らいついてもらいたいなと思っています」と熱いエールを送っていた。
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■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)