大谷翔平は打者に専念すべき? 靭帯損傷で高木豊氏が提言「絞ったほうが…」
肘の靭帯損傷により、投手生命が不安視されている大谷翔平選手。解説者の高木豊氏は、打者専念なら長期間活躍できると提言する。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が29日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。靭帯損傷が発表されたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に関し、打者専念を提言した。
■打者専念なら手術は不要?
右肘の靭帯損傷により、今季残りは打者のみで出場することが決まった大谷選手。現在は手術の是非が焦点になっているが、メスを入れればピッチングができるようになるまで2~3年後になるとも目されている。
高木氏はこの点を不安視しながら、「バッター1本で行きますって言ったら、手術の必要はないような気もするよね」と推察。
これを機に打者に専念する選択肢に触れ、そうなれば現在のDHでは物足りないとして、「守備に就かせたら相当すごいと思うんだよ。足は速いし、肩もめちゃくちゃ強いでしょ?」などと語った。
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■三冠王プラス盗塁王の可能性も
だがここでも、「ライトかなんかのポジションをやるならボール投げなきゃいけないから、その程度は投げられるのか」と肘の状態を懸念。長期的な視点から手術を行うのか、すぐ動けるよう対処療法にするのか、本人次第の難しい問題だとした。
しかし一方で、「野手だけに1本専念したら、四冠穫れる可能性があるよね。三冠プラス盗塁王」など、野手に専念した際の明るい展望も。「まぁ、人生の岐路だな。どういうふうな野球選手に変わっていくのか」と変化に期待した。
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■「どっちかに絞ったほうがいいのかも」
そして動画終盤では、「3年間ボールがピッチャーとして投げられない、それに伴ってバッティングもできないってなると… (来年には)30超えるよな? そうなるとどっちかに絞ったほうがいいのかもわからないと思うね」と提言。
「どっちかに専念したほうが長持ちはするよね。あくまでも二刀流で行くって言ったら、このまま短命に終わってしまう可能性もあるけど。野手だけにするって言ったら相当な期間活躍できると思う」など、肉体的負担から二刀流を断念したほうが良いとも指摘している。