武井壮、日大アメフト部の連帯責任論に異議 「関係ない子たちが巻き込まれて…」
日大アメフト部の「連帯責任論」に武井壮が異論。逮捕された部員に激怒する場面も。
4日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、武井壮が日本大学アメリカンフットボール部の「連帯責任論」に異議を唱えた。
■再度無期限活動停止に
番組は日本大学がアメフト部の寮で大麻が見つかった事件を受け、1日付で同部の活動を再度無期限活動停止とし、寮を閉鎖した話題を取り上げる。
日本大学は5日に部員が大麻取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、部の活動を無期限停止としたものの、5日後に「部員1人による個人の犯罪」として処分を解除していた。
それだけに今回の対応について「後手後手だ」などと、批判の声が上がっていることが紹介された。
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■武井が持論を展開
この問題について、ゲストのリサーチプロデューサー・木原誠太郎氏が「廃部は極端だけど、1回発展的な出直しをするという選択肢がある」という主旨の提言をする。
すると武井は「日大アメフト部が名前になって、どんどん悪い印象が出ていくじゃないですか。でもね、そのなかでも今回のことは無縁で、本当にアメフトで自分の人生を変えたい、アメフトの選手として将来活躍したいと思って、本気でトレーニングをしたいと思う部員も絶対いる」と指摘した。
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■連帯責任論に異議
武井はさらに「そういう子たちを個人の、集団で何人かでやっていたとしても、関係ない子たちが巻き込まれて。たとえば僕は、大学で陸上競技部だったんですけど、そこで日本一になっていなかったら、今の人生はないですよ」とコメント。
そのうえで「そういったものを失っちゃうんですよ。連帯責任みたいなものがいつまでもはびこっていたら。だから、やった者だけをきっちりと探し出して罰する。はびこっていた場所をなくす。外から通っても部活はできるわけで。そういったものをきちんと管理して、罪のない人を守れる」とコメントした。
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■逮捕された部員に怒り
逮捕された部員に対し武井は「スポーツをやっているみなさんに言いたいですけど、人の人生を壊す権利なんてあんたたちにはないんだよ、学生さんたちね、簡単に大麻なんかに手を出して、自分たちの部活を壊して、仲間の人生を傾ける可能性があるということをよく考えて行動しなさいよ」と訴える。
続けて「だからこそ連帯責任でなく、厳しくしっかり分けて調査して、罰するべきものは罰する、守るべきものは守られるべきとしないと、本当にみんなの人生が狂ってしまいますよ。怒りを感じます」と語っていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)