岡田彰布監督は「失敗を受け入れる大きさがある」 掛布雅之氏が采配を称賛
掛布雅之氏が『サンデーモーニング』で阪神タイガース岡田彰布監督の采配や「器の大きさ」を称賛して…。
10日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元阪神タイガースの掛布雅之氏が岡田彰布監督の采配を称賛した。
■掛布氏が阪神好調の要因を分析
セントラル・リーグ首位の阪神タイガースが今週5連勝したことについて、司会の関口宏が星取表を見ながら「真っ白ですよ、負け知らず」と驚く。
好調の要因について掛布氏は「今年の阪神はそんなに打っているわけじゃないんですけども、どの数字がすごいかというと、取っているフォアボールの数が1番なんです」と指摘する。
続けて「フォアボールって4球投げますよね。4球以上投げなければフォアボールじゃない。それだけピッチャーにボールを投げさせるということは、ピッチャーは相当疲れますよね」と話した。
関連記事:岡田阪神の“アレ”は「90%間違いない」 ミスタータイガース・掛布雅之氏が太鼓判
■四球の査定を上げていた
さらに掛布氏は「与えたフォアボールは阪神が1番少ないということが、チーム防御率が唯一2点台なんですよ。このフォアボールが多いということは、仕掛けを遅らせなければいけない」と分析する。
そして「岡田監督がシーズン前に球団に話を持っていって、フォアボールの査定を上げてくれないかといって、0.何ポイントか上げているんですよ」とコメントした。
関連記事:阪神タイガース、貯金が今季最多25に 18年ぶりリーグ優勝に拍車
■「失敗を受け入れる大きさ」
掛布氏は続けて「それともう1つ岡田監督が素晴らしいのが、ノーアウト1塁2塁で、ベンチからサインを出さなければ、ショートゴロダブルプレーを打ってもいいよ、三振でもいいよという、選手の失敗を受け入れるだけの大きさがあるんですよ」と指摘。
そのうえで「だから打席のなかで選手はすごく楽に自分の野球ができるから、フォアボールの数が増えるということだと思います」とコメントする。
さらに「フォアボール数の少なさにアッパレをおくってください」と語っていた。
関連記事:原辰徳監督の巨人がFAで獲得するべき3人の左腕は…高橋尚成氏が独自分析
■阪神の優勝が濃厚に
9月9日終了時点でマジック7と18年ぶりの優勝が確実な情勢となってきた阪神。その原動力に、今年から再び就任した岡田監督の力を指摘する声は多い。
Sirabee編集部が、キャンプイン直前の1月18〜21日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に実施した調査では、前年まで2連覇していたヤクルトの評価が高く、阪神は3位だった。
ミスタータイガースで現役時代クリーンナップを組んだ掛布氏も、岡田監督の采配を高く評価しているようだ。
・合わせて読みたい→原辰徳監督の巨人がFAで獲得するべき3人の左腕は…高橋尚成氏が独自分析
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)