木村拓哉、『教場』延期で気になる「劇場版」の行方 新シリーズ制作までの舞台裏
木村拓哉の『教場』スペシャルドラマ制作延期が波紋を呼んでいる。業界内では、映画化の行方を気にする声も…。
20日、木村拓哉が主演を務めるドラマ『教場』シリーズ(フジテレビ系)のスペシャルドラマの制作が延期になったと報じられた。人気シリーズの延期はファンに衝撃を与えた。
そんな中、業界内では『教場』シリーズの「もう一つのプラン」を気にする声があがっていて…。
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■連ドラ化された人気シリーズ
『教場』のスペシャルドラマは、今秋撮影し、来春の放送を予定していたという。しかし、「番組制作上のトラブル」が発生したことで制作延期に。
トラブルの詳細は不明だが、今後は他の出演者やスケジュール、脚本等を考慮しながら撮影を進めていくとのこと。『教場』は、2020年と2021年1月に新春スペシャル『教場Ⅱ』として放送された。
木村演じる右目を失った教官・風間公親が、警察学校の生徒を厳しく指導する物語。今年4月には、連続ドラマ『風間公親─教場0─』として主人公・風間の過去を描き、ファンからも好評だった。
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■『教場』新シリーズ制作までの舞台裏
今回、延期が明らかになった新シリーズは、そもそも制作すること自体発表されていなかった。あるテレビ局関係者は、4月クールの連ドラ放送時点から「続編」の話はあったと話す。
「連ドラが発表された春頃の段階では、業界内で『教場』のスペシャルドラマではなく、劇場版が制作されるという話が出ていました。フジテレビは、福山雅治さんの『ガリレオ』シリーズや窪田正孝さんの『ラジエーションハウス』など、人気のドラマを多数映画化しています。その流れに乗って、『教場』映画化はほぼ確定と見られていたんですよ」(テレビ局関係者)。
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■「映画化構想」は保留?
木村の主演ドラマが映画化されたのは、2015年の『HERO』が最後。「劇場版・教場」が実現すれば、大きな話題になったことだろう。
だが、映画化の話はいつの間にか立ち消えになったようで──。「7月頃、『スペシャルドラマを作る』という噂が流れました。映画化の話は一度保留になったのでしょうか…。いずれにせよ、『教場』新シリーズを作ろうという流れに変わりはなく、スペシャルドラマという形で制作が決まったようです」(前出・テレビ局関係者)。
様々な舞台裏があった末、ようやくスペシャルドラマを「来春放送」と決めて動き出したところ、まさかのストップとなってしまったのだ。
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■連ドラでは意味深なシーンも…
連続ドラマ『教場0』の最終回は、主人公・風間と彼の教え子の新人刑事を千枚通しで襲撃した宿敵・十崎波瑠(森山未來)を逮捕寸前まで追い詰めたものの取り逃してしまう。ラストシーンでは、花壇の前に立つ風間を陰で見つめる十崎が「妹はどこだ?」と意味深なひと言を発して幕を閉じた。
今回延期になったスペシャルドラマで、この続きは描かれるか──。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)