贅沢×サステナブルを意識した食事？　「プルマン東京田町」の“5周年記念特別ディナー”のこだわりがすごかった

ゲストのインスピレーションを刺激するプレミアムライフスタイルホテル「プルマン東京田町」が、2023年10月1日に開業5周年を迎える。

記念すべきタイミングに合わせ、同ホテルではSDGsを通じた特別なキャンペーンを実施するとのことで、実際に記者も体験してみることに。

■再生植物がお出迎え

ホテルに到着すると、まずは色鮮やかな植物の展示がお出迎えしてくれる。一般的な観葉植物とは若干雰囲気が異なるが、それもそのはず、これらの展示は「再生植物（Reborn plants）」が使われている。

100年生きる盆栽がある様に、本来植物には「一定の寿命」はないそう。しかし、その持続性を発揮出来ずに様々な事情から役目を終えてしまう植物や観葉植物が多くあり、これらはその弱った植物を丁寧に再生させたもの。

確かによく見ると、全体が青々しい…というわけではなく一部が枯れているものが多い。しかし、むしろそれが自然の力強さや迫力に繋がっているようにも思える。

ちなみに、それぞれの植物の前に設置された「QRコード」を読み込むことで、現在までにわたる再生までのストーリーを確認できる。植物が過ごしてきた時間や、前の持ち主に想いを馳せてみるのもおすすめだ。

関連記事：YOSHIKI、「たぶん傑作を…」豪華な“1人祝い”に反響　 ファン「早く聞きたい」

■サステナブルなコース料理

そして、今回の体験のメインは、10月1日～31日の期間限定で提供されるサステナブルを意識したディナー「KASA サステナブルコース」（25,000円）。

「コース料理でサステナブルとは一体…？」と疑問を抱きそうだが、このコースのメニューはサステナブルで希少な国産キャビアや完全放牧でフリーケミカル、アニマルウェアフェアに基づくオーガニックビーフなど生産の過程にもこだわった食材が使用されている。

つまり、地球を想いつつも最高峰のコース料理に舌鼓を打つことができるというわけだ。

関連記事：『鬼灯』を何と読む？　8割以上が正解したのはお盆によく見かけるアノ植物だった

■一品目で心を鷲掴み

いざコースが始まると、まずはペアリングのドリンクが届く。本プランではノンアルコールも用意されているのも特徴。

記者はお酒が大好きであるため、正直ノンアルコールのペアリングはそれほど注目していなかったのだが、これが想像を遥かに超えて美味しく驚かされる。これであればあえてアルコールを嗜まない「ソバーキュリアス」もありかもしれない。

そして最初に届いたメニューは「美深キャビアとアオリイカ 」。北海道の小さな町・美深町で育てられたチョウザメから採れた美深キャビアをアオリイカに合わせた贅沢な一品。

現在チョウザメは乱獲により絶滅の危機にあり、美深キャビアを用いることで国内養殖の取り組みを応援、ひいてはチョウザメを守ることに繋がるわけだ。

シンプルに塩とオリーブオイルのみの味付けだが、イカのコリッともっちり食感と濃厚なキャビアの風味の相性がよく満足感がある。ペアリングのシャンパーニュも美味しくテンションが上ってしまう。

関連記事：浜辺美波、目撃者が語る“夜の習慣”　「遅い時間、スーパーに来て慣れた様子で…」

■ヴィーガンメニューも激ウマ

続いて登場したのが「カリフラワーステーキ ヴィーガンココナッツカレー」。料理名からもわかるように動物性の食材が使用されておらず、すべての人が楽しめるようになっている。

ヴィーガンカレーを食べたことがなく正直若干の不安もあったのだが、想像以上に激ウマ。ココナッツカレーならではの優しい甘みやミルキーな風味は心地よく、周りに振り掛けられているパクチーもアクセントになっている。

カリッと焼き上げられたカリフラワーもジューシーでたまらない。素直に「ヴィーガン食すごい…！」と驚いてしまった。

関連記事：「ナチュラル石けん」3選　肌にやさしくしっかり洗えてコスパ良し

■細部にまでこだわりが詰まっている

メニューの後半では、メインの「ヴィクトリア州産 パスチャーフェッド オコーナーリブアイステーキ タスマニア産粒マスタード 雲丹バター おかひじきと昆布サラダ」が登場。

中央の牛肉はグラスフェッドビーフの最高峰「パスチャーフェッド」で、広大な牧草地でストレスフリーに放牧されて育てられたという。配合飼料や成長ホルモン剤は生涯不使用というのもポイントだろう。

実際に食べると、赤身の旨味がガツンと口の中に広がりワイルドな印象。マスタードが効いたソースと濃厚な雲丹バターとも絶妙なマリアージュをみせ、一口あたりの満足度が高い。控えめに言って最高だ。

ちなみに、デザートの「フォンダンショコラ 北海道産ミルクソルベ」は美味しいのはもちろん、生産者との公正な取引や森林保護に焦点を当てた、レインフォレスト・アライアンス認証マークを受けたカカオのみを使用している。添えられているミルクソルベも、廃棄ロスで話題となった北海道産の牛乳を使う徹底っぷりでこれには脱帽だ。

■プレゼント企画も実施

同コースを利用した人の中から抽選で5組10名に自然と共存したロケーションで環境保全に力を入れている世界の5つの「プルマン＆リゾーツ」の宿泊券が当たるキャンペーンも実施中。

10月に「プルマン東京田町」へ訪れた際には、自然の素晴らしさや環境に対する意識を高めてみてはいかがだろうか。

・合わせて読みたい→浜辺美波、目撃者が語る“夜の習慣”　「遅い時間、スーパーに来て慣れた様子で…」

（取材・文／Sirabee 編集部・根室 ひねき）