藤島ジュリー景子氏、株式100%保有の理由が話題に 「法を超えた救済ができなくなる…」
2日に行われたジャニーズ事務所の会見で藤島ジュリー景子氏が100%株式で居続けることがわかった。その理由とは…。
2日に行われたジャニーズ事務所の会見では、社名が変更されることや育成業務を完全に撤退すること、また被害者救済委員会の設置などが発表された。そんな中、藤島ジュリー景子氏が株式100%保有し続ける理由が注目を集めている。
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■井ノ原が文書を代読
9月に開かれた会見では、ジュリー氏がジャニーズ事務所の社長を退任したものの、事務所の株をジュリー氏が100%保有することが表明された。
創業者の一族が全ての権力を握り、他者が介在する余地がなかったことは、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を防ぐのに失敗した要因の一つと考えられている。そのため、株式を100%保有することに対して疑問を持つ声は多い。
そして、今回の会見にはジュリー氏は登壇しておらず、代わりに現在の自身の考えをしたためた文書を寄せていた。グループ会社「ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦が代読することに。
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■保有し続ける理由は…
文書では、被害者への補償や心のケアについて、またメリー喜多川氏との関係性についてなどが語られ、その中に株式についても言及された。
ジュリー氏いわく、様々なファンドや企業より買収の話があり、その際のお金で相続税を支払い株主でなくなることが最も楽な道である…と専門家からはアドバイスがあったという。しかし、他の株主が生まれることで、被害者への「法を超えた救済が事実上できなくなる」として、そのまま保有し続ける意向となったそうだ。
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■疑問の声が多数
多くの人が注目していたポイントだが、結果的にそのまま100%保有し続けることとなった今回。
ネット上では「株式保有100%やめたほうが良い気がする」「100%株式保有って何にも変わらんやん」「支配力が強い状況が変わらない限りなんら解決してないと思うんだが」「よく分からない理屈」と、理由を説明されてもなお疑問が残っている様子。
様々な変更が発表された会見ではあったが、多くの人が納得する内容であったのかは定かではない。
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■執筆者プロフィール
根室 ひねき:『Sirabee』編集部記者。
ブラックコーヒーとブラックチョコで稼働している、東京育ちの20代のライター。取材、食レポ、エンタメ系などを中心に執筆することが多い。筋トレの沼から抜け出せなくなった悲しきゴーレム。
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(文/Sirabee 編集部・根室 ひねき)