謎の郷土料理「ちんちん揚げ」、初体験の記者はそのウマさに大感激した…
ご当地の郷土料理を巡る旅。今回は静岡・伊豆エリアで食べた「ちんちん揚げ」を紹介しよう。
旅先でしかお目にかかれない郷土料理。今回は静岡・伊豆半島のご当地料理「ちんちん揚げ」が激ウマだったのでご紹介したい。
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■JR熱海駅周辺で発見
静岡・熱海を散策中、昼食で立ち寄ったのは駅ビルにある「伊豆太郎 ラスカ熱海店」。近海地魚のにぎり寿司、あじのたたきを乗せた漁師丼、金目鯛の煮つけなど、新鮮な魚介がウリの魚料理専門店である。
秋の行楽シーズンとあり、週末にもなるとウエイティングボードにびっしりお客の名前が記されていた。
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■気になる語源は?
30分ほど待機しようやく入店。お目当ては、記者も初体験となる「ちんちん揚げ」(500円)だ。
ちんちん揚げは、サバやイカ、タラのすり身と野菜を混ぜて揚げた郷土料理。伊豆の港町・伊東の名物で、独特なネーミングは、揚げる時に鍋の油が「ちんちん」と音を鳴らすからという説、東海エリアの方言で熱々を「ちんちん」と表現してきた説などがある。
同店は伊東市周辺で展開している店とあり、系列店舗でもある「ラスカ熱海店」でもこの味が楽しめるというわけだ。
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■薬味+醤油でウマさ倍増
さて注文してから10分ほどで揚げたての「ちんちん揚げ」が運ばれてきた。見た目はちょっと濃い目のさつま揚げ。外は適度なクリスピーさが残り、箸で割るとふっくらフワフワである。
味は魚介の旨味が凝縮されており、じつに美味。めちゃくちゃ熱々だったが、噛むごとにジューシーなすり身の香ばしさと美味しさが広がっていき、薬味のカラシ、しょうが、そして醤油をかけると酒肴にもご飯のお供にもなる最高の味だった。
ぜひ伊豆エリア旅行の際は、試してみて欲しい。
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■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)