消しゴムの中にはおじさんが住んでいる… 超精巧なアート作品がネットで話題
発想が凄い! MONO消しに精巧なアレが作られていて驚愕…。
■気になる工程は…
この作品はどういった工程で作られているのか?
「消しゴムのサイズを測って先にジオラマを作りました。消しゴムはくり抜くと微妙な隙間ができるので、カットして接着剤でつけています。将来的にはくり抜く形で造れる方法がないか模索していきたいと思っています」(かめをさん)。
特にこだわった点は?
「¨写真たて¨でしょうか。裏テーマが望郷でしたので特に気を使いました。大きさは3㎜×2㎜くらいなのですが、写真に見えるように作るのに苦労しました。 特に額の太さ0.5㎜を均一にカットするのは、なかなかに苦行でした(笑)」(かめをさん)。
それは…ちょっと、想像を絶する細かさだ。普通だったら途中からイライラして投げ出してしまいそうだが、それをやり遂げたのは本当に素晴らしいし、尊敬に値する。
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■息絶えるまで続けていきたい
かめをさんの独自のセンスと技術に感動させられっぱなしだが、その発想はどこから湧き出ているのか?
「疲れているときは何もアイデア出てきません。脳みそ空っぽの時や幸せを感じた瞬間にその一瞬を切り取りたい!形にしたい!という原動力が溢れてきます。具体的にはお風呂、サウナ。好きな歌を聴いている時。後は森や木等の自然物に触れている時にアイデアが湧く事が多いです」(かめをさん)。
なるほど。疲れている時に無理にアイデアをひねり出すのではなく、リラックスしている時や幸せを感じている時に、アイデアの女神は微笑むのか。
この作品の他にも、様々なミニチュア作品を通販サイトで販売されているかめをさん。この作品の販売は?
「販売予定です。いつかは消しゴム部屋のマンションが作れたら楽しいなとおもっています!!現在は対面イベント参加を予定しております。製作スピードが遅いため、イベント参加時に出展作品がなくなる事を考慮して新作の通販サイト出品を控えておりますが、いずれは通販サイトでも出品を予定しています」(かめをさん)。
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■次回作も期待
今後作りたい作品は?
「今はあるアニメのエンディングに非常に感銘を受けまして、個人で楽しむ作品として、そのワンシーンを作成しています。大物で言うとミニチュア縁日や鳥居を作りたいです」(かめを工務店さん)。
なお、かめをさんは、10月15日に東京・浜松町で開催される「TOKYOハンドメイド祭vol.4」や、11月のデザインフェスタも参加予定。「おじさんの消しゴム部屋」も持っていく予定らしいので、お近くにお越しの際はぜひ足を運んでほしい。
「日に日に制作の幅が広がっていくのを感じ、息絶えるまで続けていきたい」と語るかめをさん。これからもその独自の世界観を広げ、素敵な作品を見せてくれるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)