桃屋とコラボしたホテル、異世界すぎる部屋に目を疑う… タッグを組んだ「舞台裏」が胸熱
桃屋とワシントンホテルが異色のタッグを組んだ。そのサービスに衝撃走る…。
じめじめした暑さが和らぎ、過ごしやすい日が続く。秋になって旅行に繰り出し、ホテルに泊まることも多いことだろう。
ネット上では、異色すぎるコラボを果たしたホテルが話題を呼んでいて…。
【合わせて読みたい】コンビニで売ってるものを加えるだけで… 医師に聞いた”理想の朝食”
画像をもっと見る
■ホテルと桃屋がコラボ…?
ことの発端は、9月に投稿されたあるX(旧ツイッター)ユーザーのポスト。内容としては、桃屋のごはんですよ!とコラボしたホテルがあるというものだった。
調べたところ、こちらはワシントンホテルと桃屋によるコラボ企画であることが判明。
今年6月から12月までの期間限定で、桃屋のごはんですよ!の世界観を表現した壁紙や小物をデコレーションした部屋「あの頃へ、いつでも帰れるーむ」や「ごはんですよ!」を使った朝食メニュー、桃屋の海苔佃煮シリーズ食べ比べ企画などのサービスを実施しているのだ。
関連記事:さまぁ~ず三村マサカズ、ホテル選びで優先する点を解説 「ロビーを通らずに…」
■気になる接点は…
異色のコラボはネット上で話題に。「めっちゃ泊まりたい」「ごはんですよの瓶といっしょに寝たいな」「ときめきが止まらん」など、桃屋に埋め尽くされた空間に魅了される人からの声が続出。
また、「ホテル側か桃屋側か、一体どちらがコラボを提案したんだよw」「接点なさそうなのに何故」「一体なにがあったんや…」といった、両者が手を組むに至った経緯を気にする人の声も見受けられる。
一見接点がないように見えるが、なぜコラボしたのだろうか。ワシントンホテルを運営する藤田観光に取材したところ、様々な「舞台裏」が明らかになったのだ…。
関連記事:朝食の美味しさ沖縄県1位 石垣市「ベッセルホテル石垣島」の朝食は本当にスゴかった
■コラボ爆誕の裏側が熱すぎた…
藤田観光の担当者によれば、1973年に開業したワシントンホテルは今年開業50周年を迎えた。奇しくも、桃屋も同じ年の開業だったことがコラボのきっかけだという。
担当者は、「同じ1973 年に誕生した株式会社桃屋の看板商品『ごはんですよ!』とタッグを組むことによって、双方のブランドのファンのみなさまに喜んでいただけるような、ユニークで楽しいタイアップイベントを実施できるのではないかと考えました。桃屋さんに直接相談させていただいたところ、最初は驚いておられましたが、すぐに可能性を感じ取ってくださり、とても前向きに協業に取り組んでくださりました」と振り返る。
ワシントンホテル側からコラボを打診したのだ。業態は異なるものの同じ志を抱く者同士、手を組むとは熱い展開である…。
“同期”として、部屋のコンセプト、タイアップ朝食のレシピ、特別サイトのデザイン・メッセージまで、一つ一つ確認し合いながら作り上げたという。特に、ごはんですよ!のキャラクターで埋め尽くされた部屋には並々ならぬこだわりがあるようだ。
担当者は、「一歩足を踏み入れただけで、誰もが懐かしいと感じるような楽しい『昭和レトロ』の世界を意識しました。まるで、『のり平アニメ』の世界に入り込んだ気分にさせてくれるタイアップルームは、みなさまを懐かしくて心地良い童心に帰れるような特別な時間へお連れします。『いつでも、あの頃へ帰れるーむ』という名前については、『いらっしゃいませ』ではなく、『お帰りなさい』の心ですべての方をお迎えしたいからです。この一部屋は、誰にとっても、いつでも帰れる時間であり、いつでも帰れる空間でありたいという、私たちの願いが込められております」と話す。
トリックアートを取り入れた客室内の壁画、誰でものり平になれる変身グッズ、めんこやけん玉といった昭和のおもちゃも取り揃え、大人も思わず童心に帰れるアイテムや仕掛けが充実している。