市川猿之助被告の“歌舞伎界復帰”発言 デーブ・スペクターと杉村太蔵が批判
歌舞伎界への復帰を希望した市川猿之助被告に、デーブ・スペクターと杉村太蔵は「ことの重大性がわかっていない」「ちょっと考えにくい」と厳しく述べる。
自殺幇助の罪に問われた歌舞伎役者・市川猿之助こと喜熨斗(きのし)孝彦被告の初公判について、22日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)が特集。歌舞伎界への復帰を示したことに、杉村太蔵とデーブ・スペクターが厳しい意見を述べた。
■「歌舞伎で償っていきたい」との発言に…
猿之助被告は両親の自殺を手助けした自殺幇助の罪に問われており、公判でも「間違いありません」と起訴事実を認めている。
また、「許されるのであれば、舞台に立ちたい」「歌舞伎で償っていきたい」などと復帰に意欲を見せていることも伝えられたが、杉村は「僕はこの発言聞いたとき、驚きましたね、正直」と苦言を呈した。
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■「ことの重大性がわかっていない」
杉村はさらに、「二度と復帰するなとは思わないけど、ただやはり、ご自分が犯したことの重大性がわかっていないんじゃないかなと」「どれほど歌舞伎界を傷付けたか」「これで簡単に歌舞伎の世界にまた戻れるってなると、世間一般に歌舞伎ってそういう世界なのかと、誤解を与えてしまう」と、続けて厳しい見方を示していく。
その後も、「仮に僕がこうなったとき、再び『サンジャポ』で償いたいって、特殊な世界ですよ。そんなこと自分が言うかなって」「その感覚はまず持てないなって」と、猿之助被告の認識の甘さを指摘した。
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■デーブも復帰に「ちょっと考えにくい」
他方、デーブ・スペクターは「事前にネットで自殺方法をいろいろ調べてるわけですから」「全ての彼の証言の信ぴょう性に引っかかっちゃうわけですよ」と、猿之助被告の発言が信用できないという点から批判を展開。
「だって裏付けがないし、無理心中のときにどっちかが生き残った場合は、何を言ってもわからないんですよ実際には」「法律と司法と裁判の限界をすごく感じたわけですから、それで復帰なんか、ちょっと考えにくい」と、当事者の一方が死亡して真相がわからない以上、復帰も難しいとの見解を示している。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)