ビートたけし、『TVタックル』で岸田文雄首相の“税金政策”に苦言 他の出演者も不満続々
ビートたけしが岸田文雄首相の税金政策や野党の現状に憤り。大竹まことや東国原英夫、眞鍋かをりも異論を口に。
29日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが岸田文雄首相に苦言を呈した。
■岸田首相が減税検討
岸田首相が所信表明演説で「税収の増収分の一部を公正かつ適正に還元する」と減税を行う意向を示した話題を取り上げたこの日の放送。
番組によると同首相は所得税を3万、住民税を1万円定額減税。さらに非課税世帯への給付金を行う方針で、消費税率の引き下げについては「社会保障の財源」という理由で明確に拒否したことが紹介された。
関連記事:岸田文雄首相の所得減税方針は「選挙対策」 ロバート・キャンベル氏がバッサリ
■たけしが税金の使い方に苦言
たけしは「なんかこの総理は税金、あれだなあ。消費税もなんか言ってるけど…」と不満を口に。
東国原英夫も「消費税を下げましょうと多くの方たちがおっしゃっているのに、それは絶対下げませんから」とポツリ。大竹まことが「なんで?」と質問すると「財務省の関係ですね」と指摘する。
話を聞いたジャーナリストの須田慎一郎氏は「消費税を下げると上げることができなくなる」「社会保険制度が成り立たなくなる」という政府の主張を紹介したうえで「これは全部嘘」とコメント。東国原も「消費税は全部社会保障費に回っていない」と同調した。
関連記事:岸田文雄首相の所得減税方針は「選挙対策」 ロバート・キャンベル氏がバッサリ
■減税は「選挙対策」
阿川佐和子が「なんで岸田さんから減税案が出てきたんですか?」と質問すると、須藤氏は「10月22日に行われた補欠選挙に岸田首相は絶対に勝つ必要があった」と語り「選挙に勝つため」と指摘する。
ゲストの眞鍋かをりが「選挙対策にしてはなんかすごい中途半端じゃないですか。めちゃくちゃ嬉しいというわけでもない」とコメントすると、「増税メガネという印象を払拭したかったのではないですか?」と須藤氏は語る。
東国原も「投開票の2日前に減税と言ったら、みんな見透かしますよ。選挙目当てだろと。それすらも計算できないのか」と呆れた。