東京チカラめし、関東最後の店舗が閉店で残り1店に… 閉店前に見た光景が胸熱
4日で関東最後の「東京チカラめし」が閉店する。閉店数日前に店舗で見た光景に感動して…。
4日、牛丼チェーン店「東京チカラめし」の新鎌ヶ谷店(千葉県鎌ケ谷市)が閉店する。同店は関東最後の店舗だったため、ファンから惜しむ声があがっている。
閉店の数日前、関東最後の店舗に足を運んでみると…。
【合わせて読みたい】東京チカラめし、東京最後の店舗が閉店… 「店名変更」の可能性を本社に聞いた
画像をもっと見る
■ついに国内で残り1店舗に…
「東京チカラめし」は、2011年に牛丼業界に水星のごとく現れた。従来の煮る牛丼ではなく、鉄板で焼いた「焼き牛丼」が特徴的。斬新な調理法と当時1杯290円(現在580円)という価格で、サラリーマンや学生を中心に人気を集めた。
13年には130店舗近くまで急拡大したが、14年から閉店が相次ぎ、東京の新宿西口1号店、千葉の新鎌ヶ谷店、関西の大阪日本橋店の全国3店舗で営業していた。しかし、昨年8月に新宿の店舗が閉店し、11月4日で新鎌ヶ谷店も閉店することに。
関東最後の店舗が消え、残りは大阪の1店舗のみになってしまった。
関連記事:東京のオシャレスポット・代官山の店が大量閉店、一体なぜ… 現地で見た光景に愕然
■閉店前の店舗で見た光景が胸熱…
新鎌ヶ谷店の閉店理由に関して、「チカラめし」を運営するSANKO MARKETING FOODSは、「定期借家契約満了のため」と発表している。関東最後の店舗がなくなることに関して、ネット上では名残惜しむ声が続出。
余談だが、記者も「チカラめし」ファンの一人。大学生だった10数年前、大学近くにあった店舗に足繁く通い詰めたものだ。
ファンの一人として、関東最後の店舗が閉店する数日前に新鎌ヶ谷店に足を運んだ。開店は午前10時だが、10分前から多くの人が集まっていた。
店舗の外観やメニュー写真を撮影する人も見受けられ、「チカラめし」が愛されていることを実感し、胸が熱くなる…。
関連記事:松屋グループの「ステーキ屋松」、驚愕のコスパに目を疑う… いい意味で予想を裏切る味
■やはり絶品だった焼き牛丼
中に入り、焼き牛丼の並盛り(580円)を注文。くしくも、記者が訪れた日は閉店前の「ありがとうキャンペーン」期間中で、焼き牛丼の値段はそのままで肉が増量していた。
丼にぎっしり盛られた肉を見て気分が高揚する…。ほどよく焦げ目がついた肉に独特の甘辛いタレがよく絡み、ご飯が進む。
記者は早食いで牛丼1杯食べるのに5分もかからないが、この日はいつもよりゆっくりと噛みしめるように食べた。
関連記事:松屋、13日から“伝説メニュー”が40年の時を超え復活 「1番好きなメニュー」の声も
■都内再出店に意欲
関東最後の店舗が閉店し、残るは大阪の1店舗のみになった。一時期は都内でも多数見かけた「チカラめし」の行方を心配するファンも多いことだろう。
新鎌ヶ谷の閉店発表の際、SANKO MARKETING FOODSは「できるだけ早いタイミングで東京都内に新店舗オープンのご案内ができるよう、現在はふさわしい物件を探している」と、東京出店に意欲を見せていた。
屋号である「東京」への再出店を機に、また全国で食べられる日が来ることを期待したい。
関連記事:『月曜から夜ふかし』出演→店主逮捕の居酒屋、閉店していた スタッフを直撃すると…
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
・合わせて読みたい→松屋、13日から“伝説メニュー”が40年の時を超え復活 「1番好きなメニュー」の声も
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)