「お呪い」という漢字を何と読む? 致命的な「おいわい」誤読が多いのは…
ちょっとした違いで意味がまるで変わってしまう「祝」と「呪」。「お呪い」の読み方について調査してみたら…。
ちょっとした書き間違いで、意味が大きく変わってしまう漢字。たとえば、幸せをともに喜ぶ「祝」という字の偏をし「口」に変えると「呪」という字になる。
「祝います」を「呪います」と書き間違えたりしたら、関係性によっては大問題になりそうだ。
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■「お呪い」の読みは?
訓読みでは「のろい」という読み方が一般的な「呪」だが、とくに「お」をつけて「お呪い」とした時は「おのろい」とは読まない。
「呪文」という熟語をイメージするとわかりやすいのだが、こちらの読み方はどれくらいの人が知っているのだろうか。
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■8割弱は正解だが
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、正しく「おまじない」と読めた人の割合は75.4%。8割に迫り、意外にもほとんどの人が知っていることが判明した。
しかし、15.4%は「おのろい」と回答。さらには、意味が逆となってしまう「おいわい」という回答も6.0%見られた。
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■男性は「おいわい」派も
今回の調査結果では、やや男女差も見られる。「おのろい」派はほぼ男女同率だったが、「おいわい」という致命的な読み間違いは、男性が女性より2ポイント以上多く、7.3%にのぼっている。
もし男性から「呪う」と書かれたお祝いメッセージが届いたとしても、もしかしたら覚え間違っている可能性もゼロではないので、焦らず冷静になってもよさそうだ。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)