バウアー投手、来季の所属先は? 6割は「MLB復帰よりまた横浜DeNAで」
「代理人がMLBとも交渉している」と報じられたトレバー・バウアー投手。来季所属先についてファンの期待を調べてみると…。
横浜DeNAベイスターズに入団し、「サイ・ヤング賞投手が日本プロ野球に!」と大きな話題となった、トレバー・バウアー投手。
春季キャンプも終了した開幕直前の3月24日に横浜市内のホテルで入団会見が行われ、ブランクもあって出遅れたものの、5月3日に1軍初登板初勝利。シーズンで10勝(4敗)をあげた。
■200万円を超える個人FCも
バウアーは、メジャー流の中4日登板を直訴したり、喝を入れるパフォーマンスでチームを鼓舞したり、和気あいあいながらややぬるい印象もあるDeNAの雰囲気にも大きな影響を与えた。
また、ボトルキャップ野球への挑戦や、大阪ドームの客席から配信したYouTube動画も、これまでのプロ野球選手にない情報発信として話題に。個人ファンクラブも設立され、VIP会員の年会費220万円(税込)も注目を集めた。
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■来季はMLBかNPBか
元々は、女性問題によってMLBでのプレーができなくなったために来日したバウアー。この問題が解決したことによって、MLB復帰の可能性も報じられている。
ただ、バウアーの本来の年俸は約30億円。今期はそのほとんどを前所属チームであったLAドジャースが負担することにより、DeNAは約4億円(推定)を負担したとされているが、来季はその仕組みが使えない。
これだけの金額を気前よく支払えるチームが国内にあるのか。一方のMLBは「問題児」との評価もあるバウアーを受け入れるのか。世間はどのように予想・期待しているのだろうか。
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■6割はDeNAとの再契約に期待
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「バウアー投手の来季」について調査したところ、最も多かった答えは「来季もDeNAに所属してほしい」で58.9%を占めた。
2位は「MLB復帰」で15.8%。ただし1位とはおよそ4倍の差が開いている。「セ・リーグの他球団」「パ・リーグ」「日米以外のリーグ」という回答は、いずれも1割を下回った。
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■女性はとくに…
今回の調査結果では、かなり男女差も開いた。横浜DeNA残留を期待する声は、男性が51.5%に対して女性はじつに66.4%。7割に迫る勢いだ。
一方、男性が女性よりかなり多かったのは「MLB」と「パ・リーグ移籍」。ともに2倍前後の男女差が開いている。パ・リーグの場合はDH制で投手が打席に立つ必要がないことも、野球ファンが期待する理由のひとつかもしれない。
ただ、いずれにせよ国内では圧倒的支持を集めたDeNA。左のエース・今永昇太投手にポスティング制度によるMLB移籍を認めたため、バウアーとの契約は戦局を占う大きな要素となるだろう。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)