菅井友香×中村ゆりかW主演ドラマ『チェイサーゲーム』 「大きな挑戦と…」
1月8日スタートの新ドラマ『チェイサーゲーム』。W主演の菅井友香と中村ゆりかはレズビアンの上司と部下を熱演。
■「そんな良いとこ取りなんて…」
プロデューサー・中村晋野氏からもコメントが。
中村氏:TVerなど「配信」での視聴が主流になってきた今、ホーム画面には同じような系統の作品がランキング上位に表示され、テレビ局が作るドラマが段々と類似化し始めています。
その傾向に乗っかりヒットを目指すのが方程式だと思いつつ、「他にはない斬新なコンテンツをつくってみたい」という欲求も湧いてくるのが、正直なところです…。制作者の「作りたい」と視聴者の「見たい」。このバランスが非常に大切になっている気がします。
そして、本作は「そんな良いとこ取りなんてできるのか…」という弱音をたくさん吐きながらも、「いつかそんな作品を作れたらいいな」という挑戦的かつ実験的な想いで日々戦っています。
「チェイサー」というタイトルの通り、視聴者の「見たい」を追い求めて作りあげるこの作品が、少しでも多くの人に届いたらうれしいです。
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■「良い作品になる予感しかありません!」
監督を務めた太田勇氏のコメントは下記の通り。
太田氏:LGBTQをテーマにしたドラマがここ数年増えてきました。恋愛の話は少しずつ増えてきましたが、「当事者女性たち」の「仕事」を軸に考えたドラマはないな、というところから今回のドラマを考え始めました。このドラマは2人の女性が主人公です。
1人めの主人公・樹は、強くて真面目でそれがゆえに損してしまうようなリーダータイプの女性をイメージしていたので、アイドル時代にキャプテンをしていた菅井友香さんがピッタリだと思いオファーさせていただきました。
もう1人の主人公・冬雨は、危うさと美しさを持ち真っ直ぐがゆえに怖さもあって、しかも中国語もできる女性を想定していたので、早い段階から中村ゆりかさんで考えていました。
ちょうど読み合わせをしたばかりなんですが、お2人ともイメージ通りですごく良い作品になる予感しかありません!
■イントロダクション
日本有数のゲーム開発会社であるダイナミック・ドリームで働く春本樹(菅井)は、仕事の評判も良く入社5年目ながら、日中共同制作の超ビッグタイトル『天女世界』のゲーム化プロジェクトのリーダーに任命され、やる気に満ち溢れていた。
しかし、クライアント先である中国大手コンテンツ会社・ヴィンセントの責任者として現れたのは、大学時代に樹が一方的に別れを告げた元恋人の林冬雨(中村)だった…。
樹は冬雨と破局した後は恋人を作らず仕事に邁進し、レズビアンであることは社内にも家族にも公表していなかったが、元恋人が突然目の前に現れたことにより、気持ちが一気に揺れ始める。
一方、樹に理由を告げられないまま振られたことをずっと恨んでいた冬雨は、プロジェクトの主導権を握り樹にだけ無理難題を押し付ける。復讐をもくろむ冬雨と、報われない恋心を再燃させていく樹。果たして、相反する2人にどのような結末が訪れるのか…。
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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる)