旧ジャニーズ、『紅白』以外の大晦日歌番組からも「起用NG」に… 関係者からも厳しい声
『紅白』出場なし、『カウコン』が中止になった旧ジャニーズ。今年の大晦日、彼らを歌番組で見る機会は激減しそうだ。
13日、大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表された。様々なアーティストの名前が並ぶ中、毎年常連だったスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)の出場はゼロだった。
『紅白』だけでなく、スマイルアップのタレントは大晦日のテレビから姿を消しそうで…。
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■44年ぶりに『紅白』出場ゼロ
近年、スマイルアップで紅白に出場するグループは5~6組と非常に多かった。昨年も、KinKi Kids、関ジャニ∞、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子の6組が出場。
だが、今年はジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、0組に。スマイルアップが紅白に出場しないのは、1979年以来44年ぶりとなる。
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■大晦日の歌番組出演は絶望的?
『紅白』から姿を消すことになったスマイルアップ。あるテレビ局関係者は、今年、大晦日の番組でスマイルアップタレントを目にする機会は減るのではないかと推察する。
「18日には、毎年大晦日の23時45分頃から生中継していた『ジャニーズカウントダウンライブ(旧称)』(フジテレビ系)も、開催しないことが発表されました。また、例年5時間以上放送する『CDTV ライブ! ライブ!』(TBS系)の年越しスペシャルへの出演も危ぶまれています。スマイルアップのタレント達は大晦日の歌番組を盛り上げていたので、ファンには寂しい日になるかもしれませんね」(テレビ局関係者)
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■テレビ局が「スマイルアップNG」な理由
『カウコン』が中止、『CDTV』出演も危ぶまれるなど、スマイルアップにとって異例の年越しになりそうだ。制作サイドが、彼らの起用に慎重になるのは、やはり性加害問題が背景にあるという。
「スマイルアップが性加害の事実を認めて以降、テレビ番組のスポンサーの中には、同社のタレントが出演する番組に自社のCMを入れることに消極的な反応を示すところもあります。スマイルアップ側が社名変更したとはいえ、すぐに元通りというわけにはいきません。テレビ局はそうしたスポンサーの反応を鑑みて、彼らの起用に慎重になっているんですよ」(前出・テレビ局関係者)。
ネット上でも、スマイルアップのタレントが出演する番組に対する厳しい意見が見受けられる。タレントに罪がないとはいえ、当面「起用NG」の流れは続きそうだ。
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■「ファンクラブ限定の配信」の可能性
11日には、Snow Manが公式X(旧ツイッター)で、12月31日にYouTubeでスペシャルライブを配信すると発表した。歌番組の出演はなくても、ファンに向けたイベントを開催するかもしれない。
前出のテレビ局関係者は、「『カウコン』の開催が見送られたことで、スマイルアップタレントが一堂に介する年越しイベントはなくなりました。ですが、Snow Manのように、大晦日にライブを行なうグループも出てくるかもしれません。あくまで、『見たい人だけ見る』形を取れば、世間の反発も少ないと思いますよ」と話す。
「激動の年」となった23年の大晦日、スマイルアップのタレントはどんな気持ちで仕事に臨むのか──。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)