まもなく事前予約開始の『大阪・関西万博』 興味ある人は地元・近畿よりも…
11月30日から前売りチケットが発売される『大阪・関西万博』。行きたい人の割合を調べてみたら…。
2025年4月13日に開幕し、大阪・夢洲で半年間開催される予定の『大阪・関西万博』。パビリオン建設の遅れや建設費の高騰が問題となっているが、11月30日からは前売りチケットの販売が始まる。
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■前回から55年ぶり
大阪では1970年以来、55年ぶりの万博開催。前回の万博を記念するのが、もはや歴史的建造物のようになっている「太陽の塔」だと考えると、どれだけ久しぶりの開催なのかがわかりやすいだろう。
ネガティブな報道が多い万博関連のなかで、個性的なキャラクター「ミャクミャク」が人気をあつめ、一人気を吐いている状況ではあるが、どれくらいの人が興味を持っているのだろうか。
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■「行きたい」は4割
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「大阪・関西万博」について調査したところ、「絶対に行きたい」と答えた人は4.3%。
「できたら行きたい」が最も多く35.4%で、およそ4割が興味を抱いていることがわかった。ただ、「全く行きたくない」との回答も3割を超え、全体としては興味がない人のほうが多数派となっている。
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■地元・近畿よりも…
関西で行われる万博だけあって、今回の調査では地域によって意識差も大きい。「絶対行きたい」と「できれば行きたい」の合計で興味を持っている人の割合が最も高かったのは、地元・近畿ではなく中国・四国地方で54.2%。
徳島や香川や大阪とは目と鼻の先で、岡山や広島とも新幹線で一本。大阪文化圏とのつながりが深いのかもしれない。近畿はそれに次いで47.4%だった。
また、最も関心が低かったのは、東京を含む南関東で34.1%。北信越とほぼ近く、3人に1人程度にとどまっている。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)