街中で遭遇した親子丼の看板、何度見てもおかしい… 「頭が悪すぎる」と称賛の嵐
肉めし 岡もとの看板に描かれた親子丼。その「想像を絶する風貌とクオリティ」に、多大なる称賛の声とツッコミが寄せられているのだ。
■それにしても岡もと、ノリノリである
別の店行くつもりだったがあまりにも頭の悪い親子丼を見てつい食ってしまった…。閉じ卵の上に煮卵乗ってるし… pic.twitter.com/ePyEk3H1iW
— V林田 (@vhysd) November 15, 2023
従来の「親子丼」の概念を覆した今回のメニューは、言うなれば「親子丼界の黒船」である。
こちらの黒船が来航(誕生)した経緯について、アークランドサービス担当者は「年末に向けて忙しなくなるこの時期に『二度見するようなビジュアルで、食べてみたらボリュームや美味しさに驚き、思わず笑顔になる』という期間限定メニューで、頑張る人を応援したいと思い誕生したのが、岡もとの親子丼です」と振り返る。
また「親しみのある『親子丼』という名前からは想像もつかないビジュアルにしたいと考え、骨付きの鶏もも肉をドンとのせております。見た目だけではなく、親子丼としての満足感も満たせるよう、肉めしを煮込む秘伝のタレが卵とじの隠し味になっています」と、笑顔で語ってくれたのだ。
さらに「じっくり煮込んだ豆腐は、肉と共に主役なので外せません。合わせて、名脇役の煮たまごが入ることで、岡もとらしい親子丼に仕立てました」とのコメントも寄せられており、「肉めし」を取り扱う店としての矜持が感じられた。それにしてもこの担当者、ノリノリである。
記者も店頭で親子丼を実食したが、やはりいざ目の当たりにすると、脳内で様々な疑問や不安が浮かんでしまった。しかしひと口食べると、そうした負の感情は杞憂に終わる。
まず「骨付き肉」だが、こちらは手で掴まないと上手く肉が食べられない…といったストレスとは無縁。しっかり煮込まれているため、箸を動かすだけでスルスルと肉がとれるのだ。
また、どう考えても親子丼の中では場違いな豆腐も、卵とじと見事に調和。当初は「異色の親子丼」というイメージが拭えなかったが、実際に食べてみると「逆に、今まで食べてきた親子丼が違っていたのでは?」と思えてしまうから不思議である。
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■迷う前に店頭へ!
期間限定メニューである「親子丼」(税込979円)が発売されたのは、11月15日から。つまり話題のポストが投稿されたのは、発売初日だったのだ。
担当者は「想定を大幅に上回る販売状況に、初日から驚かされています」「また、驚きながらも笑顔で親子丼を笑顔で召し上がっているお客様の姿や、Xのポストを拝見し、私たちも思わず笑顔になっています」とも語っており、改めてSNSの影響力を感じさせられた。
なお、気になる発売期間については「クリスマスにも選んで頂きたいと考えておりますが、大変ご好評を頂いているため、ご用意できる食材が無くなり次第、販売終了とさせて頂きます」との回答が。
クリスマスまでひと月近くあるが、骨付き肉の乗った岡もとの親子丼を食べ、ひと足さきにクリスマス気分を味わってほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)