チーム最年長ピッチャー・三嶋一輝、「いい部分を繋げていきたい」 田中健二朗&平田真吾の魂の継続を決意【DeNA】

横浜DeNAベイスターズではブルペンを長年支えてきた89年組がいなくなり、最年長となった三嶋一輝。黄色靱帯骨化症から今年復活し、来シーズンにかける思いを語った。

2023/12/01 18:30


三嶋一輝

ベイスターズはこのオフ、田中健二朗と平田真吾が戦力外となった。昨年は三上朋也がチームを去り、ブルペンを長年支えてきた“89年組”は誰もいなくなってしまった。



■チーム最年長投手として

それによりチームのピッチャーでは、90年生まれの三嶋一輝が最年長となった。その事実に「気がついたら来年34で一番上にはなりますけれども、いまこの時代は年齢あんまり関係ないと思いますし、僕も年齢期にしなかったし。ただ最年長もあるけど、負けるのはすごく嫌いなので、色んな人と勝負したいと思います」と息巻いた。

しかし先発から2017年に中継ぎに転向し、18には60登板、19年には71登板とフル回転。チームが低迷期から上昇気流に乗ってきた際、いつも三嶋の周りには1級上の田中健二朗と平田真吾がいた。

「健二朗さんにも平田さんにも、僕はすごく良くしてもらって。近しい先輩だったので、すごい寂しかったです」と素直な心境を吐露。特に“チームメイトで恋人に選ぶなら”の説いに決まって名前を出していた平田には「さっきも電話しながら来ましたからね。すごい寂しいです」と言葉を絞り出した。

その上で「一番良く話した2人だったので…野球もそうですけど、人としてすごく好きなので。後輩想いで、上の方にはしっかりとリスペクトを持って。ときには砕けることもあって。僕は砕けることが苦手なんですが、そのいい部分を繋げていきたいなとは思います」とその魂を継いでいくと宣言。

続けて「僕が活躍すれば喜んでくれると思います」と結果で応えてみせると決意を顕にした。


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■まだ見ぬ景色のために

黄色靱帯骨化症からの復活を期した2023年シーズンは27試合に登板し3勝1敗、6ホールド、防御率4.84の成績で「開幕一軍を勝ち取れたことと、ヒーローインタビューに上がれたこと」には一定の満足感はあると振り返ったが、シーズン途中からはファームで調整の日々が続いた。

「自分の思っている動きと一致しないことは感じましたね。初めてメスを入れたので、本当に難しいなと思いました」と一軍で完走できなかった事実には悔しさを滲ませた。

現在は「違和感もないですし、日に日に身体の動き良くなって切れも良くなってきている。身体のコントロール、来年はできるようになって来るんじゃないかなと思います」と言い切った。

「優勝のときに中心に入れないと面白くないと思うし、そのためには自分自身に勝負賭けてやっていきたいなと思います」と先輩リリーバーたちが果たせなかった夢へ向かって、三嶋一輝がブルペンを背負う。


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■執筆者プロフィール

萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。

23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。

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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘

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