松村沙友理と武藤十夢が活躍する理由 生島企画室の優木まおみの系譜
元乃木坂46の松村沙友理と元AKB48の武藤十夢は、「エロかしこい」で一世を風靡した優木まおみの系譜となる。
■松村の『乃木坂工事中』での活躍
もちろん賢いだけではタレントは務まらない。松村は、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の頃から大いに活躍していた。
松村は「設楽の女」というMCのバナナマンの設楽統の彼女ヅラ的なキャラクターになってみたり、また「猟奇的な一面を見せたり、演じたりさせれば間違いない」といった過激な面白さを持っている。
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■芸能界を駆け巡る松村
現在、松村は『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)では、猟奇的な大食いキャラを、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)出演時ではぶりっ子キャラの悠々とした徹底とまたときにはキャラ解除をと、大変なバラエティ界をひた走っているのだ。
また「サンジャポ」では賢さを前に出したキャラも、松村はときには出すことができている。安心できる事務所だからこそできる、卒業後の松村の芸能界での活躍ぶりと言えるだろう。
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■AKBで生きる術を学んできた武藤
武藤も気象予報士の資格を取るあたりからもわかるように、努力の賜物であることは当然ながらも、とても達者に活動してきた。
武藤の特徴として挙げられる1つの要素は、美人なお姉さんキャラであることだろう。AKB内では武藤小麟(おりん)というじつの妹がメンバーに加わったこともあり、武藤のお姉さん的イメージはどんどん強くなっていった。
また武藤は大学院の経済学研究科博士前期課程を修了していることも特徴。一定程度、学問を成し遂げていることは重要な経験だ。
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■生島企画室の正統派アイドル
同事務所が採用するタレントは、優木でイメージができるほどに、採用方針が一貫しているとも言える。松村も武藤も「エロかしこい」のキャッチフレーズで形容できると言っても、必ずしも間違いではないだろう。
松村と武藤は、優木の伝統的で正統的な系譜のタレントであるがゆえに活躍しているのだとも言える。アイドルとして賢さと達者なタレント能力を兼ね備える、同事務所の正統派タレントとして今後も2人の活躍に期待大だ。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)