【秋葉原】月収50万円コンキャバ嬢が気づいた給料明細の「異変」 店に確認すると不可解な返答が 

秋葉原のコンセプトキャバクラで働く女性が気づいた給料の「異変」。問題点を専門家に聞いてみた。

2023/12/04 05:15

秋葉原

東京・秋葉原に現在約200店舗あるとされるコスプレカフェ群。メイドや学園をテーマにしたコンセプトカフェに、酒提供がメインのガールズバー、さらに昨今は過激なコスプレ衣装の女性が接客する“コンセプトキャバクラ”も人気を博しているが、とあるコンキャバ嬢(以下キャスト)は業界ならではの「給与形態」に疑問を感じ続けているようで…。



 

■ガルバの上位にあるコンキャバ

近年、秋葉原で拡大中のコンキャバ。傍目には通常のコンセプトカフェ、ガールズバーに見えても、店内には客と「隣座り」できる“VIP専用”のソファ席が用意されており、客とキャストによる近距離の交流がウリとなっている。

それゆえ一般的なガールズバーの客単価がおおよそ5,000円なのに対し、アキバのコンキャバは最低でも6,000~10,000円程度。酒をキャストにプレゼントし、一緒に酒宴を楽しむ空間ということでファンが通っているのだ。


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■給料から引かれる「厚生費」

そんな秋葉原のコンキャバで働くとあるキャストは、20代前半にして月50万円ほどの収入を得ている。仕事は楽しく、「お酒とおしゃべりが好きなので、性に合っている」と語る一方で、とある給与面の問題点を明かす。

「給料明細に『厚生費』という項目があって、給料のだいたい1割を毎回天引きされています。他店で勤める知り合いのキャバ仲間も同じ状態で、『衣装のクリーニング費かな』『店内の備品を買うため?』などと話していますが、何のために引かれているか不明なんです」(秋葉原で働くキャスト)。

この女性は過去何度か店側に確認したものの、「店の光熱費や衣装代、雑費として有効活用している」と、釈然としない説明を受けているという。


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■キャバ業界の「悪しき習慣」

光熱費や消耗品代は当然店側が負担するものであるが、なぜか説明上は従業員から徴収されていることになる。

彼女の年収はおよそ600万円。そこから「厚生費」として毎年60万円も引かれていることになる計算だ。その異常性には気づいているものの、「文句を言って干されたら嫌なので…。みんなそうです」と、泣き寝入りしながら勤務しているのが現状である。

この謎の厚生費。水商売で働く女性だけで作った労働組合「キャバ&アルバイトユニオン OWLs(オウルズ)」の担当者が詳しく問題点を解説してくれた。

「キャバクラ業界の悪しき習慣で、ほとんどの店がこの天引きシステムを採用しています。厚生費という名称でなかったら、共済費、親睦会費、修繕費など、もっともらしい名称になっていることが多く、1回出勤するごとに1,000円を天引きするパターンなど、店によって形態が異なります」(OWLs担当者)。


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■その違法性は?

これらの徴収は「ほぼ違法」と担当者は続ける。

「そもそも何に使っているか不明瞭なことが多く、また、仮に天引きするにしても条件があります。従業員の過半数が加盟する労働組合か、従業員の過半数から支持を受けた代表との書面による協定が必要なのです。しかし、我々がリサーチした中でそんなキャバクラはまず存在しませんでした」(OWLs担当者)。

そのほかキャストには、店側の指示で出勤ごとに行かざるを得ない美容室の『ヘアーメイク代』、終電逃す時間まで勤務させ送迎車で送らせる『送り代』の天引きもある。

「店側が説明する衣装代もヘアメ代も光熱費も、本来はすべて店側が負担すべきこと。また『送り代』として料金を天引きしているのであれば、道路運送法に抵触するので、国土交通省の許可が必要。その許可をとっているキャバクラなんてあるのでしょうか?」(OWLs担当者)と、聞く限りではかなりアウトな現状だ。

笑い声飛び交う華やかなコンキャバの世界だが、その裏ではグレーな「天引き」が横行しているようである。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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