岸田文雄首相、“旧統一教会系団体トップ”との面会報道めぐる発言 「さすがに苦しすぎる言い訳」批判殺到
旧統一教会系友好団体のトップと面会していたことが報じられた岸田文雄首相の釈明に、指摘や批判が集まった。「危機管理能力なさすぎ」との声も。
岸田文雄首相が、旧統一教会系の友好団体トップと面会していたと報じられたことを受け4日、記者団の質問に対し、「誰がいたかは承知していない」と説明。これにX(旧・ツイッター)では批判の声があがっている。
■旧統一教会系友好団体トップが同席
報道によると、岸田首相は自民党政調会長を務めていた2019年、来日していた元アメリカ下院議長のニュート・ギングリッチ氏と面会。その際、旧統一教会系友好団体「UPFジャパン」の梶栗正義議長が同席していたという。
梶栗氏は、旧統一教会系の政治団体「国際勝共連合」の会長も務めている。
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■「承知しておりません」と釈明
この報道を受け、岸田首相は4日、記者団に対して「大勢の同行者がおられたと記憶しておりますが、その中にどなたがおられたかということは承知しておりません。私の認識としては、ギングリッチ元議長とお会いしたということ」と説明。梶栗氏と名刺交換をしたかなどについては「覚えていない」とした。
岸田首相はこれまで、教団側との関係について「知り得る限り関係はない」と否定していた。
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■「あり得ない」「記憶になければ記録にある」指摘
岸田首相の釈明に、Xでは関連ワードがトレンド入りする事態に。
ユーザーの中には「同席者が何者かを調べ上げるって難しいだろ。しかも米下院議長の同席者を疑える?」「信用得たいがために会いたい側は何でもかんでも繕うもんだし、有名人でもあるよね」と理解を示す人も。
しかしその一方で、「面会者は事前にチェックしてるはず」「閣僚経験者で政権党中枢の人物と海外の要人が会う際、誰か分からない人物が同席するなんてあり得ないだろう」「秘書や警備員でもない限りあり得ない。正式なゲストなら失礼だしね」「おかしくないか? そんなに日本のSPはゆるいの?」「記憶になければ記録にあるでしょう」と指摘が寄せられた。
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■「苦しすぎる言い訳」「危機管理能力なさすぎ」批判も
また、「さすがに苦しすぎる言い訳だと思います。『どこの誰だか知らないけど面会する』なんて、どう考えても問題ありすぎです」「それなりの立場の政治家は誰とも分からない人とも面会してくれるんだね。一般の会社だとあり得ないんですが」「トップが同席していて知らないわけがない。それくらい把握できていないんじゃ総理大臣なんて務まらないよね」「とても公人の釈明とは思えない」との批判も。
さらに、「言ってることが本当ならそれはそれで問題」「これがウソでもホントでも危機管理能力なさすぎ」「自分が誰と会っていたかすら理解していないという、二重三重の意味でヤバイ」といった声も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)