中日ドラゴンズ日本一達成後、TV局に電話を… 森繁和氏が「完全試合目前の継投」の裏側を告白

2007年日本シリーズ第5戦で起きた完全試合目前の継投。中日ドラゴンズ投手コーチだった森繁和氏は批判に憤慨して…。

2023/12/06 02:35


中日ドラゴンズ

中日ドラゴンズ監督の森繁和氏が元広島東洋カープ・高橋慶彦氏のYouTubeに出演。2007年の日本シリーズ第5戦で発生した「完全試合目前の継投」の裏側を語った。

【動画】森氏が2007年日本シリーズ「完全試合目前の継投」を語る


 


 

■2007年の「完全試合継投」を振り返る

高橋氏と森氏がトークした今回の動画。

そのなかで2007年の日本シリーズ第5戦、先発の山井大介投手が北海道日本ハムファイターズを相手に8回まで完全試合をしていたものの、日本一に王手をかけていたこともあり、落合博満監督(当時)が9回に岩瀬仁紀投手に交代した話題に。

森氏は「あれはもし、山井が完全試合をやっていても…。やっていたら、それはあれだけど、やってなくても、2人での完全試合というのは、これから出ないと思う」と語った。


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■みんなが岩瀬投手だと…

さらに「1人での完全試合はあると思う、これからも。日本シリーズの優勝決定戦では、まずありえない」と森氏は力を込める。

続けて「よく代えたなと。俺だったら絶対嫌だと言う、投げてやるって」と笑うと、高橋氏も「野手も『おまえ行け』と言うかもしれない」と指摘する。

すると森氏は「そう思うだろ? 言わないんだよ。井端も、荒木も。谷繁も『絶対に代えると思いました』って。今まで岩瀬で勝ってきている。あと1人で完封じゃないかというときは、ほかのやつが行ってるんだよ。でも、これで優勝というときは、絶対に岩瀬だとみんなが思った」と語った。


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■夜のニュースで…

当時の状況について森氏は「優勝できなかったとき、どれだけ。53年ぶりの優勝だよ、俺と落合が生まれたときの優勝だからな。杉下茂さんが日本一になって以来だから。そらもう、なんでも勝ちたいと思ったけど。終わってから震えたな」と振り返る。

そして「夜、ニュース番組を見ていたらさ、野球をやったことがないようなアナウンサーと解説者がさ、ああでもないこうでもない、『だから野球は人気がない』とか言って。頭にきたから電話してやった、テレ朝に」と明かした。

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