最も期待されているゲーム『The Day Before』が発売4日でスタジオ閉鎖 「計画的犯行だろ」「すべてをダメにした伝説のゲーム」
最も期待されているゲーム「The Day Before」発売4日後に開発元スタジオが閉鎖。「計画的犯行」との声も。
8日に発売開始されたサバイバルMMO「The Day Before」のアーリーアクセス版。その4日後である12日に突如開発元のFntasticがステジオ閉鎖を発表し話題を呼んでいる。
■「最も期待されているゲーム」に批判殺到
2021年1月に開発が発表された「The Day Before」は病原菌の蔓延によって人々が狂暴なゾンビとなり、文明が崩壊してしまったアメリカ東海岸でのMMO型サバイバルアクション作品。
ゾンビとの戦闘だけでなく、都市部や郊外を自由に散策して貴重な物資を探したり、自分の砦作りも楽しめたりといった自由度の高さから発表後にSteamではウィッシュリストで1位となり、年末に「ホグワーツ・レガシー」に抜かれるまで、1年以上にわたって「もっとも期待されているゲーム」として知られていた。
その後、RTXデモとして「The Day Before」のゲームプレイ映像が公開されたが発売時期の延期等の発表により批判が殺到。「本当にゲームは開発されているのか」といった疑念さえ持たれる始末となっていた。
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■発売4日で開発元スタジオが閉鎖
そんな「The Day Before」のアーリーアクセス版が8日に発売開始したものの、アイテム消失バグやラグによってまともに遊べないといった声が続出。ユーザーによっては「事前に聞いていたよりは遊べる」といった声もあったが、事前情報で公開されていた内容とは異なるイマイチな出来栄えだったという意見が多数見られた。
この時点で炎上状態だったのだが、なんとアーリーアクセス版発売から4日後の12日に開発元のFntasticがステジオ閉鎖を発表。公式声明によると「本日、Fntasticスタジオの閉鎖を発表します。残念ながらThe Day Beforeは財政的に破綻しており、継続するための資金が不足しております」とのこと。続けて「受け取った収入は、すべてパートナーへの借金の返済に使われます」と説明した。
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■「計画的犯行」との声も
今回の発表を受け、ネット上では「スタジオが解散してアップデートも絶望的、買うのは金をドブに捨てるようなもの」「『4日間しか遊べなかった幻のクソゲー』をプレイできてとてもいい経験になりました」といった購入者からの驚きの声が多数寄せられていた。
また「誠に遺憾です。とりあえず金返して」「リリースから4日でサービス終了は計画的犯行ですね」「素材は良いのに開発がすべてをダメにした伝説のゲーム」といった声も寄せられていた。
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■執筆者プロフィール
北田力也:エンタメ、ゲーム、グルメ記事を中心に執筆している20代ライター。
小学生のころ一度ゲームを引退したが、社会人になってから友人に誘われてNintendo Switchを購入したところ、その反動もあってかドハマり。『ポケットモンスター』シリーズやFPS系ゲームをはじめ、幅広くプレイしている。
なお、最近のマイブームは『Stardew Valley』で永遠と釣りをすること。
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(文/Sirabee 編集部・北田力也)