日大アメフト部「廃部方針」は妥当? 若い世代は同情的か
署名サイトでは「方針撤回」を求める署名が3万筆を超えた日大アメフト部の「廃部」問題。世間の声を調べてみると…。
アメリカンフットボール部における薬物事件に揺れる日本大学。
複数の逮捕者が出たため、廃部の方針も報じられていたが、4日には、林真理子理事長が記者会見が「理事会で協議中」と、まだ方針が定まっていないことを明らかにしていた。
■戦前に創立された強豪
「フェニックス」の愛称で親しまれる日大アメフト部は、1940年創立の強豪。リーグ優勝35回、甲子園ボウルでも優勝21回を誇り、「東の日大、西の関学」とも称される。
そうした歴史や人気もあってか、廃部の方針が一部で報じられた際は、インターネット上の署名サイトで現在(12月12日)に至るまで3万筆を超える「廃部方針撤回」の署名が寄せられた。
一方で、仮に薬物汚染が集団的だったと証明された場合は、大学側も厳しい対応をせざるを得ないだろう。世間は、この問題をどのように見ているのだろうか。
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■7割以上が「廃部は妥当」
Sirabee編集部は、12月1〜8日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「日大アメフト部の廃部」について調査したところ、廃部の方針は「全く妥当」と答えた人が最も多く、42.4%。「やや妥当」が32.7%だった。
7割以上が「廃部が妥当」と考えており、存続を支持する人は3割を下回っている。
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■10〜20代は同情的
大学生にまつわる事件ということもあって、今回の調査結果にはやや世代差も見られる。廃部の方針が「全く妥当」との回答が唯一3割台だったのは、10〜20代。
この世代では「全く妥当でない」という強い反対意見も6.3%と全世代で最も多い。自分たちと近い世代であり、不祥事の連帯責任でスポーツの場が奪われることに抵抗感を覚えているのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)