おばあちゃんの知恵袋、飛び込んできた3文字に目を疑う 「博識すぎるだろ」とネット民驚愕
定番お菓子として、幅広い世代から認知される『ぽたぽた焼』。同商品を象徴する「おばあちゃん」の驚異的な進化に、注目が集まっている。
■おばあちゃん、あまりに元気すぎる…
ぽたぽたおばあちゃんの知恵袋
おば「ねぇ知ってる?世で噂になってるNFT… 」
俺「おばあちゃん!?」 pic.twitter.com/kczxqe6r7e
— タクト(VRchat) (@takutototototo) November 22, 2023
1986年(昭和61年)より発売された『ぽたぽた焼』は、今年で誕生から38年目を迎えるロングセラー商品。
その特徴と魅力について、亀田製菓の担当者は「甘じょっぱい味付けと、さくさくとしたソフトな食感が特徴で、お子さまから大人まで幅広い世代に愛されてきました」「名前の由来は、ぽたぽたと醤油を塗る様子からとっており、おばあちゃんが作ったおせんべいというコンセプトです」と説明する。
現行のおばあちゃんや「ちえ袋」を含むパッケージデザインは今年8月上旬よりリニューアルされたもので、担当者曰く「『ぽたぽた焼』は、時代の変化とともに少しずつリニューアルを重ねてきました。リニューアル回数はパッケージ変更・味の変更を合わせると10回を超えています」とのこと。
しかし、おばあちゃんのリニューアルは今回が初。そしてミソなのは、決して「2代目おばあちゃん」ではなく「同じおばあちゃんが新しくなった」という点で、誕生から40年近い年月が経っても、おばあちゃんはまだまだ元気いっぱいの現役なのだ。
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■亀田製菓、完全にノリノリである
大きなリニューアルに踏み切った背景をめぐり、亀田製菓の担当者は「これまで、親子を繋ぐコミュニケーション菓子としてご愛顧頂いてきましたが、リニューアル前のぽたぽた焼のメインのお客様は、60代以上の方々でした。つまり、発売当時30代だった方々になります」と、振り返る。
続けて「現代の30〜40代の親子世代にももっと知って頂きたい、親しみをもってぽたぽた焼を楽しんで頂きたいと思い、今回のリニューアルに至りました」「親子で楽しんで頂きたいという思いがある中で、ぽたぽた焼同様に親子の成長のそばで親しまれている『絵本の読み聞かせ』に着想を得て、リニューアルを行ないました」と、ことの経緯を説明してくれたのだ。
その結果、見事なアップデートを遂げたおばあちゃんが、ユーザーから称賛の声で迎えられたのは前出の通り。
Xユーザーをはじめとする大きな反響に対し、亀田製菓の担当者は「今回のリニューアルではSNSを中心に、想像以上にたくさんのお客様からの声を頂き、改めて『ぽたぽた焼』『ぽたぽたおばあちゃん』が多くの方に愛されていると実感しました」と、笑顔のコメントを寄せている。
また「これからも、1人でも多くの方にぽたぽた焼を知ってもらい、コミュニケーションのきっかけとしてもらいたいです」「そして新しいおばあちゃんも、これまでのおばあちゃん同様に、たくさんの方々に愛されるキャラクターに育てていきたいです」と、今後の展望を語ってくれたのだ。
「先人に学ぶ」ことは非常に大切だが、最新の知識や情報に対するアンテナを張り続ける意欲も、同様にまた重要である。だが歳を重ねるごとに、そういった意欲が失われる傾向にあるのも事実。
新しい出来事へのチャレンジに尻込みしている人は、ぜひ生まれ変わった『ぽたぽた焼』を手にしてほしい。令和の時代に適応したおばあちゃんの姿からは、きっと勇気をもらえるはずだ。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)