新型コロナとインフルエンザ、今年かかった人の割合は? 思わぬ差も
第9波も落ち着いた新型コロナと現在警報レベルのインフルエンザ。今年かかった人はどちらが多いのだろうか。
5月には感染症法上の分類が「2類相当」から「5類」に引き下げられた新型コロナウイルス。街中でもマスク姿の人は徐々に減り、オフィス街や繁華街も賑わいを取り戻したように見える。
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■インフルが猛威
第9波と呼ばれた感染拡大も10月には収束し、懸念された第10波も起きていない一方で、同じく呼吸器感染症の季節性インフルエンザは猛威を振るっている。
国立感染症研究所の発表によれば、12月15日時点で47都道府県全てが「警報レベル」に。どちらもかかると苦しい病気だが、今年罹患した人はどれくらいいるのだろうか。
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■コロナのほうが多数か
Sirabee編集部は、12月1〜8日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「新型コロナとインフルエンザ」について調査したところ、「今年新型コロナに罹患した」と答えた人は男性で19.4%。女性は17.6%だった。
およそ2割弱が今年もコロナに悩まされたことになる。
一方、インフルエンザについては、男性の4.4%、女性は6.1%が罹患したと回答。今年は珍しく夏から感染が拡大していたインフルエンザだが、新型コロナと比べるとまだ感染者は限られているのかもしれない。
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■インフル流行ピークはこれから?
今年「感染した」と答えた人は新型コロナより13ポイント以上少ないインフルエンザだが、通常、流行がピークを迎えるのは空気が乾燥する冬本番を迎えてから。
部屋の湿度を上げたり十分な睡眠をとるなど、免疫力を高める工夫をしつつ、健康な冬を過ごしたい。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)