北野武、お笑い界にも及んだ旧ジャニーズからの圧力を激白 “徹底ぶり”に堀江貴文氏も同感
ビートたけしこと北野武が、旧ジャニーズ事務所がかけていた圧力を語る。堀江貴文氏はBBCが取り上げた理由について私見を述べた。
お笑い芸人で映画監督のビートたけしこと北野武が19日、YouTubeチャンネル『NewsPicks/ニューズピックス』に出演。実業家のホリエモンこと堀江貴文氏らと対談し、スマイルアップ(旧・ジャニーズ事務所)がお笑い界にも圧力をかけていたと明かした。
■スマイルアップの牽制
同チャンネルでは堀江氏らのトーク番組を公開。ゲスト出演の北野とは同社をテーマにして話す場面もあった。
北野は「ジャニーズは独占企業だから、他の事務所が、ナベプロでもなんでも若い男の子のグループで歌って踊って、はダメなの。それやった瞬間に『干すぞ、お前のとこ』ってなる」と、同社が競合になり得るタレントのテレビ出演を牽制していたと明かす。
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■芸人のユニットも…
続けて北野は同社がかけていた圧力について話す。
「1回太田プロで、お笑いの若いヤツを集めてユニット、4人組を作った瞬間にジャニーズから(圧力が)来たんだから」「歌って踊って笑われるだけなのに、それでもダメだったんだから」と、芸人のユニットに対しても妨害をしていたと語った。
これを聞いた堀江氏は「徹底してましたよね」と同感し、共演者から「そんな厳しかったんですか?」と聞かれると「いやもうヤバいよ、ジャニーズは。もうテレビ局にガッツリ入ってるし」と、テレビ局との癒着にも言及している。
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■アメリカ進出への悪影響
さらに堀江氏は「彼ら(同社のタレント)はもうアメリカ行けないですよね」と発言。同社をめぐっては、創業者の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題が海外メディアや国連人権理事会に取り沙汰されたが、堀江氏はこれがアメリカ進出の妨げになると感じているようだ。
また、ジャニー氏の問題はイギリスの公共放送局・BBC(英国放送協会)による報道をきっかけに広く知れ渡ることになったが、堀江氏は同局が取り上げた理由について私見を述べる。
日本の若者層からの支持を受けて同社が日本支社を作ったことを話し、「日本でどうやってBBCの立場が上がるかって考えて『ジャニーズだ』ってなって」と、人気拡大の目的でジャニー氏を取り上げたと伝えた。
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■北野の告白に戦慄する視聴者
動画を見た視聴者からは、「ジャニーズ、たけしさんがこんだけきつかったって言うぐらいだから相当えぐいことやってたんだろうな」と戦慄するコメントや「ジャニーズ以外にも芸能事務所全部洗い出したらいいのに」と望むコメントが上がった。
また、北野がYouTube動画に登場したことに反応する視聴者も多く「ゲストが北野武はえぐいて(笑)」「たけしさんとホリエモンの夢の対談が素晴らしいぜ」「YouTubeに出るなんて感慨深い」といったコメントが見られる。