年末の粗大ごみ、捨てられないかも… 原因は絶対に適当に捨ててはいけない“あのゴミ”だった
東京二十三区清掃一部事務組合が粗大ゴミの廃棄を控えるようにと協力を訴えた。その理由は、紛れ込んでいたあのゴミだった。
12月も後半に差し掛かり、年末の大掃除を始めている人も多いだろう。このタイミングに粗大ゴミを処理するのも恒例だが、そんな中、ある事件がきっかけで「粗大ごみの廃棄を控えるべき」状況になったとして話題になっている。
■ごみの受け入れができなくなるおそれ
22日、「東京二十三区清掃一部事務組合」が公式ホームページに「令和5年11月18日に発生した火災により粗大ごみ破砕処理施設では粗大ごみの処理ができなくなり、隣接する中防不燃ごみ処理センターで受け入れていますが、受入れを行っている貯留施設が限界に近づいています」と声明を出した。
深刻な状況であり、「今後、不燃ごみ処理センターで火災や故障が発生すると、5日程度で貯留施設が満杯となり、粗大ごみ及び不燃ごみの受入れができなくなるおそれがあります」と続ける。
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■出火の原因は…
粗大ごみや不燃ごみが増えるであろう年末。
同組合は「区民のみなさまにおかれましては、既にお申込みの分を除き、なるべく粗大ごみの廃棄をお控えいただくとともに、お住まいの区の分別方法に従い、リチウムイオン電池をはじめとする二次電池内蔵製品の適切な分別に、ご協力をお願いします」と協力を呼びかけた。
なお、18日の火災についての報告資料では「焼けたごみの中からリチウムイオンバッテリーなどの電池類が見つかったことから、出火原因はごみの中に含まれる電池類の可能性が高い」と出火原因について記されている。
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■他にも危険なゴミが…
ごみ清掃員としても勤務するお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一も、過去にXで「リチウムイオン電池(充電式電池)は可燃・不燃に関係なく家庭ごみとして捨てられないことが多いです。清掃車やゴミ処理場火災に繋がります!」と危険性を訴えていた。
他にも、スプレー缶が他のゴミに紛れ込ませて捨ててあり、それが引火して清掃車火災に繋がった…という事例も紹介していた。何かとバタバタしがちな年末だが、適当なゴミ捨てで清掃員や多くの人々に迷惑をかけることのないようにしたいものだ。
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■執筆者プロフィール
根室 ひねき:『Sirabee』編集部記者。
ブラックコーヒーとブラックチョコで稼働している、東京育ちの20代のライター。取材、食レポ、エンタメ系などを中心に執筆することが多い。筋トレの沼から抜け出せなくなった悲しきゴーレム。
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(文/Sirabee 編集部・根室 ひねき)