二日酔いの時、食べてはいけない“意外なもの” 「胃腸に負担が…」医師の指摘に耳を疑う
二日酔いの時、何を食べるか気になるところ。医師に取材すると、サラダがNGだと判明して…。
年が明けて3日─。年末から忘年会が続き、帰省して家族や親戚、友人とお酒を酌み交し、二日酔い気味な人もいるかもしれない。二日酔いの際、「食べてはいけないもの」があって…。
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■二日酔いになる仕組み
お酒の席でつい飲みすぎた翌日、体調が優れないこともある。そもそも、どのようにして二日酔いになるのか。
金沢のメンズヘルスクリニック「Gran Clinic」の小倉慶雄(よしお)院長に話を聞いた。二日酔いはアルコールの消化と代謝によって引き起こされるという。
小倉院長は、「アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに変換されます。アセトアルデヒドは有毒で、これが二日酔いの主な原因と考えられています。また、アルコールは利尿作用を促進し、水分および電解質の損失による脱水を引き起こすことも、二日酔いの症状に寄与しています」と説明する。
人によって多少異なるが、二日酔いの主な症状には頭痛、嘔吐、吐き気、喉の渇き、胸やけなどが挙げられる。
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■しじみ、柿、枝豆がおすすめ
上記のような症状に見舞われると、中々食欲が湧かないもの。そんな状態の時、何を食べればいいのか聞いてみた。
小倉院長によれば、しじみ、柿、枝豆などがおすすめだという。「しじみはタウリンやオルニチンを多く含んでいるため、二日酔いには非常に効果的とされています。柿はアルコールの分解を助けるタンニンやカタラーゼ、ビタミンCが豊富に含まれており、枝豆には良質なタンパク質や脂肪分解成分のコリン、レシチンなど健康な肝臓に必要な栄養素が多く含まれています」(小倉院長)。
何も食べたくない時は、スーパーやコンビニで売っているしじみの味噌汁だけでも飲むようにしたい。また、先述したようにアルコールの利尿作用で水分が失われるため、水分補給も重要だ。
特に、スポーツドリンクや経口補水液を摂取すると、失われた電解質も補給できるという。
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■意外すぎる…二日酔い時に食べてはいけないもの
逆に、二日酔いの時食べないほうがいいものはあるのだろうか。こちらの質問をぶつけたところ、小倉院長からは「胃や腸に負担をかける消化の悪いものは避けましょう。食べ物の固さも消化効率を下げる原因になると言われています。特に、スナック菓子、チーズ、チョコレート、ハム、ベーコン、生野菜サラダなどの摂取はなるべく控えるよう心がけましょう」という回答が寄せられている。
サラダがNGとは意外である。一見、サラダはヘルシーで二日酔いにも良いイメージがあるかもしれない。ただ、生野菜は温野菜に比べると消化吸収が悪いため、二日酔い時の食事には推奨されないようだ。
余談だが、記者も二日酔いの際、サラダを食べることが多く、食後にお腹を下してしまっていた…。知らず知らずのうちに、胃腸に負担をかけていたのかもしれない。
小倉院長によると、上記の食事以外にも塩分の強い食べ物は控えたほうがいいそう。小倉院長は「二日酔いの症状が重い場合や持続する場合は、医師に相談することが重要です」と注意を呼びかける。
正月休みは昼間からお酒を飲むのも醍醐味だが、くれぐれも飲み過ぎには気をつけてほしい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/メンズヘルスクリニック「Gran Clinic」・小倉慶雄院長)